「LINE Blockchain」を基盤とした外部企業サービスが続々とリリースへ

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LINE株式会社は9月30日、暗号資産事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLVC株会社の傘下であるLINE TECH PLUS PTE. LTD.を通じて、LINEの独自ブロックチェーン「LINE Blockchain」が導入された企業のサービスを発表した。

リーガルテック企業のComakeが提供する「リンクサイン(linksign)」は、AI・ブロックチェーンベースの電子契約サービスで、契約書の作成、内容の検討、署名、締結等と契約行為を始まりから終わりまで完結できるオールインワンプラットフォーム。ユーザーは、様々な契約書テンプレートを使用し簡単に契約書を作成することができる。また、全ての契約プロセスをリアルタイムで確認することができ、ブロックチェーン技術が契約文書の偽造・変造を防止することができる。

Common Computerが提供する「aFan」は、ブロックチェーンベースのクリエイターとファンを繋ぐ新しいタイプのソーシャルメディアす。ユーザーは、写真家、イラストレーターなどのクリエイターに直接ドネーションすることでファンになり、クリエイターのコンテンツ制作や活動をサポートすることができる。ファンとクリエイターは、トークン「ファンコ」を通じて、従来の「いいね」やコメント以上の相互交流が可能となる。

ビデオ配信ービスを提供するTheta Labs様(Theta Network)は、eスポーツ専門のビデオストリーミングプラットフォーム「Theta.tv」を2020年内に日本向けに提供開始予定となっている。ユーザーは、コンテンツを視聴し、帯域幅を別の視聴者たちに共有することでリワードを受け取ることができる。また、ユーザーは特定のクリエイターを購読し寄付することも可能だ。

「LINE Blockchain」は、LINEが独自に開発したブロックチェーン。企業は、開発プラットフォーム「LINE Blockchain Developers」を通じて「LINE Blockchain」を基盤としたブロックチェーンサービスを簡単かつ効率的に構築することができる。既存のサービスに手軽にブロックチェーン技術を導入することができ、独自のトークンエコノミーを構築することも可能だ。「LINE Blockchain Developers」で構築した各サービス内で発行されるトークンを、LINE IDと紐づくデジタルアセット管理ウォレット「BITMAX Wallet」で管理・連携させることで、LINEのユーザー基盤を活かしたサービスの構築や一部導入もできる。2020年8月26日に「LINE Blockchain Developers」の提供開始を発表した6日目には申込数が100件を突破している。

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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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