日本初となる代替不可能トークンのマッチングプラットフォームが公開。ブロックチェーンとスマートコントラクトを活用

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ブロックチェーン技術導入のコンサルティング事業を手がけるBlockBase株式会社は1月11日、ブロックチェーン技術を用いて発行されているNon-Fungible Tokenの交換相手を見つける国内初のマッチングプラットフォーム「bazaaar」を1月中に公開すると発表した。

NFTは、イーサーリアムブロックチェーンのERC721で作成されたNon-Fungible Token(代替不可能なトークン)の略称だ。イーサリアムプラットフォームを利用したゲームであるクリプトキティーズのキャラクターやイーサエモンのモンスター、My crypto Heroesの戦士などがNFTの一例で、本来価値を交換する目的で作成されていない「それぞれが固有の個性をもつモノ」は代替不可能であるとされている。

bazaaarでは、「ブロックチェーン上でトークンを発行しているNFTであり、法令上の仮想通貨には該当しないとBlockBaseが判断を行ったトークン」のみを取り扱う。NFT保有者はサービス上で譲受人を募る事ができ、譲受人は譲り渡しを希望しているNFTをbazaaar上で探す事が可能だ。

サービスを提供するBlockBaseは2018年9月に設立したブロックチェーン関連技術のコンサルティング、プロダクトの企画・開発を事業とする企業だ。同社は、仮想通貨の保有に関する権利移転の領域をブロックチェーンの有力なユースケースであると引き続き考えており、今後公開鍵を起点としたブロックチェーンによる個人情報の管理やNFTの規格、身元確認を行ったユーザーにのみNFTの移転を認めるvNFTの実運用などもbazaaar上で行っていく予定だ。

bazaaarを利用することで、DAppsのゲーム内キャラと別のDAppsゲーム内カードなど、複数のNFTを一つのプラットフォームでやりとりすることが可能になる。NFTそれぞれのエコシステムだけで留まることなく、別のエコシステムの橋渡しともなる同サービスは、DAppsの横断的な利用を広げていくだろう。

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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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