IBM元会長、「パブリックブロックチェーンはGDPRに対応できていない」

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IBM元会長のサム・パルミサーノ氏は3月4日、ブルームバーグテクノロジーチャンネルのインタビューに対して「パブリックブロックチェーンはGDPR(General Data Protection Regulation:EU一般データ保護規則)に対応できていない」と見解を述べた。

2018年5月から施行されているGDPRは、個人情報のプライバシーを守るために導入されたEU全体の法的枠組みだ。ブロックチェーンは不変的にデータを消去せずに保有し続ける特徴をもつことから、個人情報の保有に関して厳格な取り決めと罰則が設けられているGDPRの施行は、さまざまな議論を引き起こす引き金となっていた。

パルミサーノ氏は、プライベートチェーンやパーミッション型ブロックチェーンであればGDPRに適合するだけでなく、場合によってはコンプライアンスを支援することにつながると語った。その一方で、パブリックチェーンではそうはいかないという。2018年11月にクイーン・メアリー大学とケンブリッジ大学によって行われた研究においても、同様の結果が得られたと報じられている。

【参照記事】Ex-IBM Chair: No Solution Yet Found to Bring Public Blockchains Under EU Privacy Laws

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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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