エシカルファッションとSDGsに関する意識調査、7割が環境配慮商品の購入意思あり

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日本製とエシカル(地球環境や人、社会、地域に配慮した考え方)にこだわったバッグブランド「FUMIKODA(フミコダ)」を企画・販売する株式会社FUMIKODAは全国の20歳以上の男女956人を対象に「エシカルファッションとSDGs」に関する意識調査を実施、3月3日結果を発表した。「エシカル」「スローファッション」「サステナブル」といった用語の意味の認知度は20%前後と低めだったが、多少の価格アップでも環境に配慮した商品であれば購入するという意見は約7割に上り、さらに過半数がファッションアイテムを購入する際、エシカルな商品を選ぶ傾向にあった。

まず、「エシカル」「スローファッション」「サステナブル」「プラスチックフリー」「リユース」の5つの用語の意味を聞いたところ、最多のリユース(65.2%)に対し、エシカル(18.0%)スローファッション(20.4%)、サステナブル(21.0%)の認知度が低い結果となった。

普段ファッションアイテムを購入する際、「エシカル」な商品かどうかを意識して選んでいるかを調べると、49.5%が「あまり意識していない」と回答。しかし、「エシカルな商品(ブランド)でなければ買わない」(1.8%)、「できるだけエシカルな商品(ブランド)を買う」(17.3%)、「どちらか迷ったらエシカルな商品(ブランド)を選ぶ」(31.5%)となり、50.6%がエシカルなものを指向していた。さらに、「エシカルであれば、そうでないものより多少高くても購入するか」という設問には「(価格上昇が)10%程度であれば購入する」(64.4%)が最も多く、以下「通常より少しでも高ければ購入しない」(31.5%)、「2倍でも購入する」(4.1%)となり、多少のプライスアップでも環境に配慮した商品であれば、購入する意思のある人は68.5%に上った。

「エシカル」で連想するブランドは、アウトドアウエアメーカーの「patagonia」(54票)で、フェアトレードのウィメンズファッションブランド「People Tree」(27票)、ベジタリアンカンパニーがポリシーの英国ファッションブランド「STELLA McCARTNEY」(22票)がベスト3となった。

一方、SDGs(持続可能な開発目標)については「知っている(17の目標があるなど)」はわずか15.7%。「聞いたことがある程度」(26.4%)、「知らない」(58.2%)と、認知度はまだ低い。17の目標のうち、日本の課題だと感じるものは何かを聞いたところ、「3.すべての人に健康と福祉を」(45.1%)と、働き方改革に関する「8.働きがいも経済成長も」(43.5%)、「1.貧困をなくそう」(38.6%)、「11.住み続けられる街づくりを」(38.5%)、「13.気候変動に具体的な対策を」(37.6%)が挙がった。一方、「17.パートナーシップで目標を達成しよう」(14.5%)、「2.飢餓をゼロに」(16.7%)、「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」(17.3%)は10%台と低く、「課題だと思うことは何もない」という回答も4.8%あった。

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HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム

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