イーサリアムのアップデート「コンスタンティノープル」が延期、コードの脆弱性調査のため

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イーサリアムのコア開発者とイーサリアムのセキュリティコミュニティは1月15日、大型アップデートであるコンスタンティノープルの延期を発表した。スマートコントラクトの監査チームChainSecurityによって確認されたコードの脆弱性を調査するためだという。

仮想通貨投資をするユーザーは特に行動をする必要はないが、ノードを立てているユーザーに関しては、1月17日午前10時までにイーサリアムのソフトウェアであるGethまたはParityの新しいバージョンに更新する必要がある。今回発覚したコードの脆弱性は、何度も同じアカウントから資金を引き出すReentrancy Attack(再入攻撃)を可能にする。Reentrancy Attackは、イーサリアムブロックチェーンを動かす燃料としてのトークンであるイーサ(ETH)の流出を起こしたTheDAO事件のときに浮き彫りとなった。ChainSecurityとイーサリアムのセキュリティに関するコミュニティethsecurity.orgが、協力してコードの修正を行っていく。

これまで行われたイーサリアムのアップデート前後では、価格が変動していたため、今回のコンスタンティノープルも仮想通貨投資家から注目されていた。バグを修正した後のイーサリアムアップデート実施日は不明だ。なお、詳細は追って判明次第掲載する。

【参照記事】Constantinople enables new Reentrancy Attack
【参照記事】Security Alert: Ethereum Constantinople Postponement
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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