中国のブロックチェーンスタートアップは2019年に35億ドルを調達

中国のブロックチェーンスタートアップは2019年に35億ドルを調達しており、2020年に関連投資はさらに増加すると見込まれている。新華ファイナンスが「2019年のブロックチェーン産業の投資と資金調達目録」を1月15日、公開した。

中国の投資プラットフォームRhino Data(烯牛数据)の統計によると、ブロックチェーン業界の中国内投資は2019年に245件、総額35億米ドル(244億元)、前年比でそれぞれ59.4%と40.8%減少した。しかし、投資件数、総額ともに2017年の水準を上回っており、Rhino Dataは「政策の推進と合理的な資本支援により、国内ブロックチェーン産業は2020年に健全な発展を遂げる」と推測している。

Rhino Dataによると、2019年に合計292の機関がブロックチェーン産業の国内エクイティ投資に参加した。ベンチャーキャピタルは影を潜め、多くの投資は新興の暗号ファンドによってなされた。プレシードからシリーズAまでのアーリーステージ投資は、年始の62%から第4四半期の43%に減少した。一方、2019年後半にプロジェクト買収が顕著に増加した。ブロックチェーン市場情報、暗号資産取引所、DeFi(分散型金融)、ゲームイベントの分野で投資が活発だった。セクター別の投資比率に関して、台北に拠点を置くBitfinex取引所による10億米ドルの資金調達が突出したが、それ以外は全体的に2018年と同じとしている。

資金調達額上位10社には、Bitfinexを含む取引所やマイニングマシン製造企業(Canaan:喜楠)、資金調達プラットフォーム及び個別のブロックチェーンプロジェクト(ゲーム、Eコマース等)が含まれた。欧米で人気の高いDeFi分野のスタートアップは2019年に中国内投資トップ10社を逃している。

重要な点は、取引所やマイニングを除く多くのスタートアップは実際のバリュー・プロポジション(提供価値)をこれから示さなければならないことだ。シリーズA投資ラウンドでサウジアラビアのファンドから5,000万ドルを調達したABSチェーンは、アラブ市場でデータセキュリティソリューションの提供を目指している。

昨年10月に習近平国家主席がブロックチェーン技術の支持を表明して以来、中国の暗号産業は過渡期にある。2020年1月1日に暗号法が施行され、中国人民銀行のデジタル通貨DC/EPは実証実験に入っている。中国ブロックチェーン産業の投資が2020年にどれほど拡大するのか、また新たなユースケースが登場するのかに注目したい。

【参照記事】烯牛数据联合中国金融信息网重磅推出|2019年区块链行业投融资盘点
【参照記事】Report: China’s blockchain startups got $3.5 billion in 2019


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