中国政府は、ブロックチェーン技術ベースのスマートシティインフラストラクチャの一環として、独自に開発された都市IDシステムを公開した。4日、中国国営通信の新華社が報じている。
報道によると、この都市認識システムは中国北部の河北省石家荘にある3つの研究所によって共同開発されたという。システムは改ざん防止コードなどを駆使して、中国によって独立した配布と管理が行われる。認識コードにより、都市間のインタラクティブなデータ共有を可能にし、非互換性のアプリケーションなどを運用することが容易になるという。
中国では、2016年より開発が続いているスマートシティへの移住者が年々増加している。それに伴い、都市計画、建設、管理、およびサービスに対するインフラに大きな課題が生じてきたという。このほど報じられたシステムによって、都市ライフラインやエコシステムの効率化と環境向上を図る意向だ。中国では近年、国を挙げてブロックチェーンのイノベーションへ注力する傾向にある。中国人民銀行が計画している独自仮想通貨の発行も秒読みと見られるなど、今後進展に注目したい。
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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