暗号資産交換所Zaifを運営する株式会社カイカエクスチェンジは6月10日、株式会社スケブおよび株式会社スケブベンチャーズとイニシャル・エクスチェンジ・オファリング(IEO)実施検討に関する覚書を締結した。
今後、受託販売契約を締結し、2022年9月頃の株式会社スケブベンチャーズによるSkeb Coin(スケブコイン)(仮称)発行による資金調達、暗号資産交換所Zaifでの取引開始を目指すという。調達された資金は株式会社スケブが運営するSkebの発展に活用される予定となっている。
Skeb Coinは、既存のSNS上でクリエイターへ投げ銭が可能となる新サービス(現在開発中)での利用や、Zaif Paymentでの決済可能資産にSkeb Coinを追加するなど、Skebをはじめとした国内のECサイトでの決済に利用できるユーティリティトークンとして発行される予定だ。今後、Skeb利用者へのエアドロップの実施なども検討されており、IEOが実施された場合には、Zaifでの売買も可能となる。
IEOは企業・団体・プロジェクトなどがユーティリティトークンの発行を通じて資金調達をする仕組みのうち、暗号資産交換所がその発行体・プロジェクトへの審査を実施した上で、販売を行う方法のこと。イニシャル・コイン・オファリング(ICO)と比較し、交換所という第三者の審査を通過する事で、信用性が高まるメリットがある。
【参照記事】カイカエクスチェンジ、IEO実施検討に向けた3社間覚書締結のお知らせ
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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