昨日のビットコイン相場は大幅下落。足元ETF承認や堅調な取引高を背景に上値追いの雰囲気が続いていたビットコインだが、一転急落し、66.000ドル台後半から62,000ドルまで調整する動きとなった。BINANCEではバグにより8,200ドルをつける動きとなっており、先物市場でのコストの悪いロングが投げさせられた様子。
ビットコインの調整にアルトコインも連れ安となっており主要アルトコインの下落もみられている。
ポジションは過去急落前のファンディングコスト付近まで全体的に上昇してきており、短期的にはポジションが傾きすぎているとも考えられる一方で、機関投資家の資金流入の気配は続いており、淡々と長期的には上方向でみていていいか。
チャートは短期的には怖いようなチャートに見えるが、個人的には60,000ドルあたりまで下落しても単なる調整としか見えないため、一旦先物ポジションを注視しながらのポジション繰りになる。
米国市場はS&P500指数が7営業日続伸で最高値を更新。米国債金利も短期ゾーンを中心に金利上昇しており、10年金利は1.70%付近まで上昇。為替市場は米ドルが対主要通貨に対して上昇しているものの、ドル円は円高圧力強く一時113円台後半まで下落。
ドル高方向は引き続き継続しそうな印象のため、対豪ドルや対ユーロに対してロングポジションを作るのはそろそろありかと考えている。AUDUSDは0.7485-90付近からショートエントリー。EURUSDは1.1640あたりからショートメイクで検討。日経平均株価は米国株とは動きが異なりつつあるため一旦ポジションは昨日外している。
S&P500の先物ポジションをチェックするとネットショートが徐々に減少してきており、足元の上昇に耐えきれないショート勢が買い戻していることがわかる数字が出ていることから足元の上昇は先物ポジションの買い戻しのフローが入っていることは頭に入れておきたい。
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中島 翔
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