2020.10.19 暗号資産マーケットレポート【投資家は恐怖感を抱きながらロング目線継続】

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先週末のビットコイン相場は上昇。下がりきらないビットコインから暗号資産市場全体に底堅い雰囲気が出ている。

一時OKExの出金停止のニュースから仮想通貨が急落する場面も見られたが、ハッキングというネガティブな話題からトレンドが形成されることはあまりないことを見越した投資家が押し目と判断して淡々とポジションを積んでいる様子。

一方でオプション市場ではプットコールレシオが大幅上昇(プットの買いが大きく増加)しており、ビットコインの急落に備える動きと両方向出ている。投資家は下のリスクには警戒しながらトレンドに沿ってロングポジションを構築しているのがうかがえる。

11月初旬に行われるアメリカ大統領選挙を控えて株も動きにくい時期に入ってきており、ビットコインも上下共に動きにくいと思われるが、突発的に急な動きが出ることは想定しながらのポジショニングをしておきたい。

テクニカルでは横ばい状況であり、11,800ドルに乗せてくると12,000ドルタッチとなりそうだが、足元は強気にポジションを保有しない方がいいと考えている。急落する場面があれば淡々と拾っていきたい状況か。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12