2020.8.20 仮想通貨マーケットレポート【ビットコインは暗号資産全体の下落に連れ安か】

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昨日のビットコイン相場は下落。引き続き節目の12,000ドルを割り込むと、浅いストップロスから11,800ドル付近まで下落。再度12,000ドルを回復するも続かず、11,600ドル割れの水準まで下落する動きを見せた。

昨日はこれまでアルトコイン市場を牽引してきたChainlinkを初め好調だったADAなど全体的にアルトコイン市場全体が軟調な動きとなっており、ビットコインもそれに連られた形となっている。

米株市場は反落。FOMC議事要旨が公表され、イールドカーブコントロールなどのガイダンスの明確化は9月から後退している様子が確認されたことで、これまでの株高、ドル安に調整のフローが入った。足元はドル安、ビットコイン高の相関もみられており、ドルの動向にも注意したいところ。

テクニカルでは一旦12,000ドルを割り込みながら上値の重い展開が継続しており、再度12,000ドルに乗せる動きが出てからビットコインはロングでのエントリーがいいか。昨日よりは若干上方向へのトレンドが弱まっているが中期的には引き続き上昇方向を示唆している。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12