日本環境設計は6月1日から、プラスチック循環促進のためのプラットフォーム「BRING PLA-PLUS(ブリングプラプラ)」のサービスを開始した。同社の回収・リサイクル事業のノウハウを活用し、プラスチック製品排出事業者に対する回収・リサイクルソリューションの提供、コンサルティング、さらにプラスチック資源活用事業者に対する循環原料「BRING Plastic」の販売、モノづくり支援、プラスチック製品排出事業者と資源活用事業者とのビジネスマッチングのサポートなどを幅広く行う。
同社は2012年から環境省と連携して、生活用品などの製品プラスチックの効率的な回収・リサイクルを促進することを目的とした店頭回収によるリサイクル実証事業「ブリングプラプラプロジェクト」をスタート。実証事業の結果を活かし、企業・団体との効果的な連携により、製品プラスチックの回収と再製品化に向けた製品づくりを検討してきた。
今後はプラットフォームサービスで、イベントの企画・運営とビジネスマッチングのさらなる進化を推進していく。イベントではプラスチック製品の循環促進に向け、情報共有やネットワーキングの機会を提供する。ビジネスマッチングでは、生活者を巻き込み、「楽しく」資源を循環させるために「クリエイティブ」の力を活かすプラットフォーム活用の機会を提供するとしている。
プロジェクト名は、プラスチック(Plastic)を地球のプラス(Plus)に変えていくという造語。「役目を終えたプラスチック製品が新たな製品となって再び手元に戻ってくる、そんなサプライズを生み出すプラスチックのリサイクル。生活者や小売事業者、自治体なども連携した回収施策を行い、検証を重ねながら、プラスチック製品のリサイクルを促す一助になれば」と同社。開始から1年間は、プラットフォーム入会が無料となる特典を用意し、ビジョンに共感する企業・団体の参加を呼び掛けている。
【関連サイト】BRING PLA-PLUSプロジェクト

HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム

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