南米ブラジルで、仮想通貨取引所のユーザー数が140万人にものぼり、国内最大の証券取引所であるサンパウロ証券取引所のユーザー数、61万の2倍を超えたとBitcoin.comが報じた。
23日の同報道によると、ブラジルにある大手仮想通貨取引所3社では国内のビットコイン取引の95%が行われており、他にも外国為替を使用するか、オフラインで取引するビットコイントレーダーが存在する可能性があるとしている。
これらの取引所によると、ビットコインの人気の理由は高い利益率が見込めることと、昨年の大規模な価格変動のようだ。仮想通貨のなかで最大の市場規模を持つビットコインの価格がその人気を反映している、と大手取引所Mercado BitcoinのCEOは語った。仮想通貨以外の投資の収益性の低下も、最近投資家がビットコイン投資に流れる要因となっている。
仮想通貨の需要の高まりを受けて、仮想通貨取引所は増え続ける新規登録や、ユーザー対応に追われた。たとえばMercado Bitcoinは1年前には1日の新規登録が最大500件だったが、現在では1日に5,000件に増えており、その結果、企業に対する苦情の件数は爆発的に増加した。
さらに取引所ではITシステムを強化し、より多くのスタッフを雇う必要があった。Mercado Bitcoinと同じ大手取引所であるBitcoin to Youでは、もともと40人だったスタッフを4倍に増やすなどしている。他にも新規のユーザー登録を制限せざるを得なかった取引所もある。
ビットコインについては賛否両論あるが、その認知度が世界のあちこちで高まっていることは確実なようだ。
【参照サイト】There Are At Least Twice as Many Bitcoin Traders in Brazil as Stock Investors
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