不正ログイン検知サービスを提供するカウリスは9日、暗号資産(仮想通貨)取引所大手ビットフライヤーが同社の不正ログイン検知サービス「FraudAlert」を導入したと発表した。
「FraudAlert」は、現在までに10社以上の金融機関・証券会社・仮想通貨交換業者、通信キャリアにて、導入されており、個人情報を用いず、端末から取得する200以上のパラメータを基に、不正ログインを検知するとしている。月間数千万件のログイン・口座開設をモニタリングしており、国内での不正利用に用いられたデバイス情報のデータベースを有しているという。
なりすましによる被害に加えて、昨今、急増している架空名義の口座開設、口座の転売、マネーロンダリング(資金洗浄)のトンネル口座を検知する実績があると伝えている。
「ウェブブラウザ、モバイルブラウザ、スマートフォンアプリに対応しており、同一口座がどの端末からログインしているのかを検知し、端末レベル、口座レベル、IPアドレスレベルで、不正利用の検知が可能」としており、さらに、弊社ユーザー事業者間で、悪意のあるアクセス、過去に他社で不正利用に使われた端末を捕捉することも可能であるようだ。
同社はビットフライヤーへの導入により、広く、仮想通貨交換業者をはじめとした、FATF(金融活動作業部会)への対応を求められる金融機関・クレジットカード事業者への展開を目指していくとの意向を示している。
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【記事提供】 株式会社フィスコ
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