ビットコイン価格揺れ続く、バウンスバックで強気相場につながるか

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今週のビットコイン(BTC)は8,300ドルのレジスタンスを突破できず下降、最終的に7,302ドル近くで新しい月間安値に達した。その後価格は持ち直し、10月25日現在で7,400ドル付近に値を着けている。

今年6月後半からビットコインは一時1万3,000ドル後半を超える高値をつけ、上昇トレンドに乗った強気市場の傾向とみられていたが、価格は緩やかに下降した後、10月23日最高値の50%を割る7,000ドル代にまで落ち込んだ。同時にビットコインのボラティリティが過去3年で最も低い水準に達しつつあることから、一部のアナリストの間ではFacebookが関わるリブラのプロジェクト停滞が影響しているとする見方もある。過去に同様の低水準ボラティリティを記録したのは、2018年11月と2019年3月で、どちらも50%以上価格割れのあとバウンスバックして強気市場に回復した。ボラティリティの低調が継続するほど、大きな価格変動を迎える前兆と考えられる。

ここ数か月のBTC価格の揺れは、2020年に予定されているBTC半減期に向けて投機家がすでに反応しているため、という意見もある。初となる半減期となった2012年11月28日は1日で約6.47%の価格上昇があり、数か月のちにBTC過去最高の260ドル代を記録する。そのほぼ1年後の2013年11月に1,100ドルを突破した。第2回目の半減期は2016年7月9日で、当日は約5%落ちで終了しているが、1か月後さらに降下し約460ドルあたりで落ち着きを見せた。2017年2月23日に過去最高の1167.50ドルを突破し、2017年年末から2018年にかけるビットコインバブルを導き、最終的に2万ドルに達している。

現在BTCは、7,400ドルのハードルに直面していると考えられ、7,450から7,660ドルで形成された弱気トレンド傾向にある。7,660ドルのレジスタンスを突破すれば順調な上昇トレンドも見込め、半減期にはBTC価格は一時的に降下するものの、長期では強気市場に移行することも期待されている。

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