昨日のビットコイン相場は下落。一時45,000ドルを突破するような動きとなっていたが、ウクライナ侵攻に一旦動きがなくなってきていることから、資産逃避的な買いも一巡した様子。NY時間には42,000ドルを割れる水準まで下落しており、34,000ドル付近からの上昇が一旦ストップした格好に。
昨日記載した通り、ビットコインは押し目を作ったと捉え買い増している状況。43,000ドルと42,300ドル、41,900ドルで追加でロングポジションを構築しており、引き続きビットコインのロングは保有する方針。
アクティブアドレスをみても足元は増加傾向にあり、大口投資家の買いというよりは小口のウォレットの残高も増えてきているため、現物を見る限りはそこまで売られる懸念はないか。
仮想通貨市場のニュースとしては、ウクライナへの仮想通貨の寄付が5,000万ドルを超えてきたというニュースやアメリカのSECがNFTが証券法違反に該当しないか調査を開始したとの報道が出ている。
米国市場は株式市場が下落。特にハイテク関連銘柄の売りが目立っており、NASDAQの下げ幅は若干大きかったか。寄り付きは停戦交渉の期待が何かしらあったのか上方向でスタートしたが、結局特に合意できるような内容もなく終わり株式市場はずるずると下落する動き。
原油は一時1バレル116ドル付近まで上昇しており、かなり大きな上昇幅となっていたが、その後調整安の展開から107ドルまで下落した。
昨日はゴールドが上昇を見せており、ウクライナ侵攻から少しずつスタグフレーションの懸念が出てきているため、リスク回避的に資産を逃すならゴールドが選好されやすい環境。
ポジションは引き続きドル円のロングは保有しており115円付近まできたら再度買っていく予定は変わらず。またEURGBPのポジションも構築している。日経平均株価は25,800円で指値を置いている状況。3月後半の配当落ちまでは日銀の介入やGPIFの買いも期待できるためそこまで下落しないとみている。
今日からパラリンピックがスタートするが、ロシアの選手は参加できないことが確定し、中国側はこのことに対してコメントは出さず。ロシアが戦争を仕掛けたのも中国のオリンピックが閉幕した翌日だったことを考えると、ロシアもここまで戦争を長引かせる予定ではなかったと推測されることから、引き続きどのような動きになるのか注目される。
アメリカの年内利上げ回数もマーケット予想が減少していることもあり、3月のFOMCは25bpの利上げが現在コンセンサスとなりつつある。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら
中島 翔
最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 脱炭素に向けた補助金制度ー東京都・大阪府・千葉県の事例 - 2024年10月22日
- 韓国のカーボンニュートラル政策を解説 2050年に向けた取り組みとは? - 2024年10月7日
- NCCXの特徴と利用方法|ジャスミーが手掛けるカーボンクレジット取引所とは? - 2024年10月4日
- Xpansiv(エクスパンシブ)とは?世界最大の環境価値取引所の特徴と最新動向 - 2024年9月27日
- VCMIが発表したScope 3 Flexibility Claimとは?柔軟なカーボンクレジット活用法を解説 - 2024年9月27日