世界最大級の暗号資産取引所を運営するBinanceは、Zコーポレーションとその子会社TaoTaoと、日本市場における戦略的提携に向けて交渉を開始することに合意した。1月17日、Binance公式ブログで公表した。
マルタに拠点を置くBinanceは、暗号資産の現物・先物取引事業、ウォレット事業、投資事業、イベント事業を展開している。Zホールディングス(2019年10月にヤフー株式会社から社名変更)の100%子会社であるZコーポレーションと同社の子会社TaoTaoは、Binanceと共に日本のユーザーに向けた暗号資産取引サービス開設に向けて準備する。Binanceは暗号資産取引所運営のサポートや関連技術を提供し、ZコーポレーションとTaoTaoは日本の法規制に準拠するよう金融庁との調整を担う。
無認可の暗号資産取引ビジネスに対する金融庁の厳格な取り締まりを受けて、多くの海外取引所が日本のユーザー向けのサービスを閉鎖してきた。Binanceも日本居住者向けのサービス提供を段階的に終了すると1月15日に公表したばかりだ。そうした中、TaoTaoは平成29年12月1日に金融庁より暗号資産事業者登録(関東財務局登録番号第00011号)を受けている。この度のTaoTaoとの戦略的提携によって、Binanceの暗号資産取引サービスが日本でどのように提供されるのか注目したい。
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HEDGE GUIDE 編集部 暗号資産・ブロックチェーンチーム
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