web3で社会課題の解決を行う「OpenSkyBlue」 とは?

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目次

  1. OpenSkyBlue とは?
  2. 具体的な活動内容は?
    2-1. NFTプロジェククトの企画、運営
    2-2. OSB LaunchPadの開発、運営
  3. NFTを活用して社会課題を解決する

OpenSkyBlue とは?

OpenSkyBlueは、web3事業を通じて社会問題解決を行う事を目的として、2021年春に運営開始したNFTクリエイティブスタジオです。日本・韓国・香港・アメリカ・ドバイなどから企業や個人が参加してDAO的に運営されています。

その活動内容は大きく2つです。

  1. NFTプロジェクトの企画、運営
  2. OSB LaunchPadの開発、運営

自分たちでNFTを企画、運営することもありますが、他にもNFTを運営したい事業者の後押しをする事業を運営しています。

もちろん、どちらもその根本には「web3事業を通しての社会課題の解決」が存在します。

NFTをうまく活用することで新しい社会貢献の形を生み出すことができると信じて、多様な取り組みをしています。

また、OpenSkyBlueはパブリックブロックチェーン「CROSS Value Chain」が行うCVCアクセラレータープログラムの支援を受けています。

具体的な活動内容は?

では、より具体的に活動内容を見ていきます。

1, NFTプロジェククトの企画、運営

OpenSkyBlue独自でNFTプロジェクトの企画もしており、幾つか紹介します。

リ・クリエイト of フェルメール

有名画家”フェルメール”が描いた原画をデジタル上に再現する取り組みです。いくら厳重に保存しても劣化していくフィジカルな原画と異なり、リ・クリエイトしたデジタル原画は100年先も残り続けます。

また、タイムリーププロトコルを埋め込んでおり、時代の変化と共に変化する様子も再現することが可能です。

このように、芸術的な価値を持つ作品を現代に保存し続けようとする取り組みがリ・クリエイト of フェルメールです。

GシリーズNFT

G7やG20などで発言された世界の首脳やリーダーの言葉をNFTとして歴史に刻み、そのNFTの販売収益が、支援を必要としている人や団体へ永続的に寄付される仕組みです。

G7、G20、APEC、B20、W20などの国際サミットの公式または公認マガジンの発行と公認メディアを運営する、Group of nationsの設立25周年を記念し、25年分の歴史的な瞬間をNFTとして記録するために生まれた。OpenSkyBlueがタッグを組むことで、このNFTを単純に記録に残るだけでなく、社会問題解決に充てるため、寄付プロジェクトの仕組みを構築した。

2, OSB LaunchPadの開発、運営

NFTのミント、セールス、マーケティングが一括で行えるのが、OSB LaunchPadです。2022年末にリリースされました。

つまり、NFTのミントサイトをノーコードで作ることができるツールでもあり、ユーザーから見ればOSB LaunchPad上で構築されたNFTを閲覧・購入できるNFTマーケットプレイスでもあります。

クラウドファンディングサイトのNFT版のようなイメージでしょうか。NFTの発行から販売までを一気通貫で行うことが可能です。

また、既存のNFTミントサイト構築ツールやマーケットプレイスと異なり、手数料の一部が社会課題の解決を行うプロジェクトに再投資されるスキームを構築しています。

その他、NFT発行前のマーケティングに関しても特徴的な仕組みが存在します。サイト内でプロジェクトをフォローし、SNSで拡散するとチケットを獲得でき、NFTの抽選に応募することが可能となります。既存の概念で言えば、AL配布のようなイメージでしょうか。

やはり新規のNFTプロジェクトはその知名度向上が大きな問題ですので、その解決にもなるような機能が実装されています。

NFTを活用して社会課題を解決する

以上、OpenSkyBlueについての概要と活動内容を解説しました。

筆者としては「社会課題の解決」と「NFT」の相性は非常に良いと考えています。

その理由は大きく2つ存在します。

  • 寄付証明としてNFTが貰えることで寄付がしやすくなる
  • NFTを絡めることで新しいマネタイズモデルを模索することができる

1つ目から解説します。

寄付証明としてNFTが貰えることで寄付がしやすくなる

寄付証明となるNFTを配布することで、現在行われている寄付を加速させたり、今までは寄付していなかったけどNFTが貰えるなら寄付してみたいと思っている層の開拓に繋がると考えています。

その理由は、寄付NFTといえど、その希少性から後々に価値がつくかもしれないという若干の投機性が存在していること、そして寄付したという証明がウォレットに残り続けることで自身のウォレットで寄付NFTの自慢ができることにあります。

これから先、NFTがより普及した未来では、その人のウォレットの中身を見ることで人となりを理解するようになる「トークングラフマーケティング」が加速すると言われています。その中で、今までは寄付をしてもその証明はメールで届くのみでしたが、これからはウォレットに寄付証明のNFTを保有し続けることができます。

よって、より寄付をしやすくなるなど、寄付行為が加速すると考えられます。

NFTを絡めることで新しいマネタイズモデルを模索することができる

例えば、上で解説したリ・クリエイト of フェルメールはアートNFTとして発行することで購入者を生み出し、二次流通における手数料も含めて、新しい収益源を生み出しています。この資金を用いてアートの保全に繋げることが可能となります。

他にも、課題解決をGameFiと絡めたり、NFTプロジェクトの収益を活用して社会課題の解決に挑むなど、今までは単純な寄付や小規模な売上しか上げられなかったところから、グローバルでその社会課題に関心を持つ人を集め、寄付+αの体験を付与することで、収益源を生み出すことが可能となります。

また、寄付証明のNFTも、社会課題の解決と紐づいたプロジェクトのNFTも、それを保有することで、単発の寄付だけでなく継続的にその問題に関心を持ち続けるきっかけにもなります。そのプロジェクトが大きくなればなるほど、自分が保有するNFTの価値も向上するので、プロジェクト側とユーザーの両方の利益も一致します。

このように、社会課題の解決とNFTは非常に相性が良いと考えています。

なので、OpenSkyBlueがミッションに掲げているように、web3を活用することで社会課題の解決に大きく寄与する事例は今後も多数生まれていきそうです。

引き続きそういったプロジェクトについてリサーチを進めていきたいと思います!