今話題の「Tap Fantasy」がBybitローンチパッドに登場

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今回は、Tap Fantasyについて、大手暗号資産取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では暗号資産コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。

目次

  1. Tap Fantasyとは?
    1-1. Tap Fantasyの概要
    1-2. Tap Fantasyは、どのようなゲームか?
    1-3. Tap Fantasyの特徴
  2. ガバナンストークン「TAP」
    2-1. 「TAP」の概要
  3. まとめ

2022年2月11日、Bybitローンチパッドより、MMORPGブロックチェーンゲームである「Tap Fantasy」の独自トークン「TAP」の上場計画が発表されました。Tap Fantasyは、GameFi + Metaverse製品として、ブロックチェーンゲームAxie Infinityの「Play to Earn」とオンラインゲーミングプラットフォームRobloxの「Design to Earn」の両方を備えたNFTゲームです。

そこで今回は、Tap Fantasyの概要やその独自トークンである「TAP」について解説します。

1. Tap Fantasyとは?

1-1. Tap Fantasyの概要


Tap Fantasy(タップ・ファンタジー) とは、2017年から開発が進められ、2019年に日本を含む世界各地でリリースされた「TapTap Fantasy (紅の騎士團)」が原型のNFTゲームです。

Tap Fantasyの前身であるTapTap Fantasyは、日本ではIngame社が運営に関わっており、2020年の東京ゲームショーでは最も有力なブラウザ型(H5:HTML5)ゲームとして注目を集めました。2021年4月にはFacebook内で最もポピュラーなインスタントゲームとして認知されることとなり、6か月足らずで150万人以上の登録ユーザーと40万人近くのDAU(実際に利用しているユーザー数)を獲得し、その後同年9月までに、全世界で2,000万人のユーザーを獲得したという実績があります。

そんなTapTap FantasyをNFTゲーム化したものが、Tap Fantasyです。今回ローンチされるNFT版では、「Free to Play」「Play to Earn」「Design to Earn」という3つの楽しみ方が用意されており、プレイヤーはそれぞれ自分の希望に応じてゲームをプレイすることができます。

1-2. Tap Fantasyは、どのようなゲームか?

Tap Fantasyは架空の惑星「オドム」を舞台とした冒険アドベンチャーゲームで、モンスターと戦ったり、仲間を増やしたり、モンスターを捕獲し合成して戦力強化を図ったりして進めていく王道MMORPGゲームです。

Tap Fantasyでは、スゴロクのようにマス状の土地が広がっており、マスには「宝箱が置かれているマス」「ボスが待っているマス」「次の島に進むために必要な女神像が置かれているマス」「建物が置かれているマス」など様々なマスが用意されています。そして、モンスターがいるマスに行くことで、バトルが発生します。

バトルでは、プレイヤーは戦闘ごとに3人のヒーローを配置し、そのヒーローをタップすることでコントロールが可能で、3人のヒーローがすべて倒れた時点で負けとなり、逆にすべてのモンスターを倒せば勝ちとなります。

倒したモンスターからはアイテムがドロップされるため、それを獲得して次に進みます。モンスターを倒したり宝箱を開けたりすることで、「小麦」「野菜」「肉」「卵」「果物」など様々な食物を入手することができ、ヒーローに食物をあげることで、経験値をブーストさせてより早くレベルアップさせることが可能です。なお、食物にはレアリティがあって、よりレアな食物をあげることで、より高い経験値を獲得することができます。

それ以外にも、各装備(武器、兜、鎧、籠手など)には装備の性能を表す星評価が1~30個まで付けられており、同シリーズ同星評価の装備2つを掛け合わせることで、より星評価が高い装備を合成することができます。

また、すべてのヒーローには独自のNFTスキン(見た目)が用意されており、NFTスキンを使用することで、1つスキルを追加することができます。Tap Fantasyにはすでに200以上の異なるNFTスキンが用意されていて、現在Binance NFTにて売買されています。このNFTスキンは、毎月新しいNFTスキンが導入される予定とのことです。

1-3. Tap Fantasyの特徴

①ブラウザ型(H5)ゲーム

Tap Fantasyはブラウザ型ゲームであるため、インストールの必要はなく、プレーヤーはWebページまたはウォレットで直接Tap Fantasyを開くだけですぐにプレイを開始することが可能です。

②無料でもプレイ可能

前述の通り、Tap Fantasyはブラウザ型ゲームで誰でもすぐにプレイでき、NFTアイテムを購入することなくゲームの開始が可能な「Free to play」を提供しているため、初期費用などは一切ありません。

また、課金せずとも攻略できるとされています。

③「Play to Earn」と「Design to Earn」を兼ね備えている

今回のNFTゲーム化に伴い、「Play to Earn」と「Design to Earn」の仕組みが追加されました。

Play to Earnとは、「遊んで稼ぐ」という概念で、プレイヤーはゲーム内でNFTスキンを購入した後、「VIPハンティングエリア」でプレイを開始すると、トークンやアイテムを獲得することができ、獲得したアイテムはマーケットプレイスで売却することが可能です。

ゲームで生計を立てる Axie Infinityで話題となった「Play-to-Earn」とは?

また、Design to Earnとは、ゲーム内で使用できる壁紙や建物、キャラクタースキンなどのNFTをデザインして報酬を得る仕組みです。デザイナーは、Tap Fantasyが提供するコードフリーのマップエディターを使用して、ゲーム内モジュールを設計および作成でき、プレイヤーが「サードパーティ」と呼ばれるゲームプレイモジュールで消費するゴールドコインから50%のコミッションを獲得することが可能です。それ以外にも、デザイナーは、独自にデザインしたNFTアイテムを、マーケットプレイスで販売することもできます。

④タップだけの簡単操作

Tap Fantasyの操作は非常にシンプルで、タップするだけで攻撃したり、スキルを発動したりできます。

2. ガバナンストークン「TAP」

2-1.「TAP」の概要

TAPトークンは、Tap FantasyにおけるDAOガバナンストークンとして機能するほか、分散型取引所におけるNFTアイテムの購入や、ガス代として使用できます。

TAPトークンは2月11日、ブロックチェーンプロジェクトのためのトークンをローンチするプラットフォーム「Bybitローンチパッド」に上場されることが発表されています。さらにBybitローンチパッドでは、ローンチに先駆け、USDTとゲーム内アイテムMystery Boxのエアドロップも行われました。

3. まとめ

Tap Fantasyは、元々ゲーム業界で高い人気を集めていたTapTap FantasyのNFT版であるため、注目度が非常に高くなっています。

TAP上場については、その詳細はまだ明らかにされていませんが、ローンチパッドに参加するためにはBybitによるDAOプロジェクト「BitDAO」のガバナンストークンである「BIT」が必要になるため、Tap Fantasyに興味がある方は早めにBITを保有しておくと良いでしょう。今後のローンチに向けて、Tap Fantasyに引き続き注目していきたいと思います。

国内で取り扱いのない仮想通貨の購入するには、まず国内取引所でビットコインを購入し、その後にBybitなど自分が購入したい銘柄を扱う取引所にビットコインを出庫(送金)する必要があります。国内取引所としては多数の銘柄を取り扱うコインチェックや出庫手数料が無料(条件あり)のGMOコインの利用を検討してみることをおすすめします。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12