今回は、OKCoinJapanによる「CryptoNinja Party!」のIEO検討について、大手仮想通貨取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では仮想通貨コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。
目次
- OKCoinJapanとは
1-1.OKCoinJapanの概要
1-2.OKCoinJapanの特徴 - O「CryptoNinja」のIEO実施検討
2-1.「CryptoNinja」とは
2-2.「CryptoNinja」の特徴
2-3.「CryptoNinja」のIEO - まとめ
22年7月26日、国内の仮想通貨取引所OKCoinJapanが、話題のNFTコレクション「CryptNinja(クリプトニンジャ)」のブロックチェーンゲーム「CryptoNinja Party!(クリプトニンジャパーティー)」のゲームトークンのIEO(イニシャルエクスチェンジオファリング)実施を検討している旨を明らかにしました。
ここではOKCoinJapanで検討されているCryptoNinja Party!のIEOについて、その詳細を解説していきます。
①OKCoinJapanとは
1-1.OKCoinJapanの概要
OKCoinJapanを運営しているオーケーコイン・ジャパン株式会社は、世界最大級の暗号資産取引所を運営するOKGroupの日本法人です。OK Groupは2013年創設以来、ブロックチェーン技術の開発とビジネス化に取り組んでおり、現在では世界10ヵ国以上に拠点を拡大し、1000人以上の従業員を持つグローバルグループです。
国内においては、20年3月に金融庁の「暗号資産交換業者」としてのライセンス登録を終え、その後の20年8月から仮想通貨取引所サービスの提供をスタートしました。
OKCoinJapanでは22年7月時点で、取引所サービスにおいてビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、リップル(XRP)などといった人気の銘柄を取り扱っており、引き続き対応通貨を拡大することで、日本国内において最も多くの仮想通貨の板取引が可能な取引所を目指していくとしています。
また、シンプル且つ視覚的なデザインで人気の「OKCoinJapanアプリ」と呼ばれるスマートフォン向けの取引アプリもリリースされたため、ユーザーはいつどこでも気軽に取引を行うことが可能となっています。
1-2.OKCoinJapanの特徴
①圧倒的な流動性の高さ
OKCoinJapanは世界最大規模を誇るOKGroupが有するグローバルの流動性を活用することによって圧倒的な流動性の高さを実現しており、時間を問わないスピーディーな取引が可能となっています。
②スプレッドが狭い
OKCoinJapanが展開している取引所サービスでは、ユーザー間の注文をマッチングさせて取引を実行するというシステムを採用しているため、狭いスプレッドでの取引が可能となっており、ユーザーはよりお得に利用することができます。
③世界最高水準の強固なセキュリティ
OKCoinJapanではOKGroupで培われてきたノウハウを駆使して、世界最高水準の強固なセキュリティ環境を実現しています。
具体的には、ユーザーの仮想通貨資産の100%をインターネット環境から切り離された「コールドウォレット」を用いて管理することでハッキングのリスクを最小限に抑えているほか、アカウントに対するあらゆるアクセスに二段階認証を要求しているなど、徹底的なセキュリティ対策を行っています。
④24時間365日いつでも入出金ができる
OKCoinJapanではシステムメンテナンスの時間を除いて、24時間365日いつでも入出金に対応しており、いつでも即時に取引が可能です。
②「CryptoNinja」のIEO実施検討
2-1.「CryptoNinja」とは
CryptoNinjaとは、21年夏にスタートした日本初のNFTプロジェクトで、忍者をモチーフとした全32体のNFTコレクションによって構成されています。
CryptoNinjaは仮想通貨投資家として知られているイケハヤ氏がプロデュースおよびマーケティングを担当し、イラストレイターであるRii2(リツ)氏がデザインを担当しており、21年9月20日に1体目となるNFTがNFTマーケットプレイス「OpenSea」に並びました。
CryptoNinjaでは、「買う」だけでなく、「誰もが参加し、育てていける」キャラクターというコンセプトのもと精力的な活動を行っており、NFTコレクションのほかにも、今回ゲームトークンのIEOが実施検討される予定のPlay to Earn「CryptoNinja Party!」やアニメPVの制作など、幅広いプロジェクト展開を行っています。
2-2.「CryptoNinja」の特徴
①一体一体のNFTがそれぞれ独自のストーリーを持っている
CryptoNinjaは一体一体のNFTがそれぞれ独自のストーリーを有しており、キャラクター像が明確に示されています。
具体的には、キャラクター名やクラン(コミュニティ)、忍術や武器、誕生日や性格といった設定が細かく定められており、ユーザーは各キャラクターのパーソナリティーを知ることができるため、よりその世界観を楽しむことが可能となっています。
②コミュニティが活発である
CryptoNinjaのオフィシャルコミュニティである「NinjaDAO(ダオ)」には、約1万7,000人を超えるメンバーが参加しています。
このNinjaDAOでは現在も多岐にわたるイベントやプロジェクトが進行しており、中でもメタバースイベントへの集客力が高いことも大きな特徴となっています。
③二次創作が可能
CryptoNinjaは二次創作が可能なほか、作品の商用利用も許可されています。
世界観を損なうものでない限り、NFT化やグッズ化のほか、アニメ化やゲーム化などに対するライセンス料は一切不要とされており、「誰もが使えるキャラクター」であることもCryptoNinjaの魅力の一つとなっています。
そのため、クリエイターはCryptoNinjaを用いたアバターやイラストといったNFT販売のほか、マンガやボクセルアート、音楽制作などの創作活動でマネタイズすることが可能です。
また、個人クリエイターだけでなく、企業によるゲームの制作やアニメPVの制作プロジェクトなども進んでおり、今後はCryptoNinjaがさまざまな分野においてさらに普及していくことが予想されています。
2-3.「CryptoNinja」のIEO
IEOの開催が計画されているのは、CryptoNinjaのPlay to Earnゲーム「CryptoNinja Party!」のゲームトークン「CNPT」です。
CryptoNinja Party!は「HashPalette」のゲームスタジオ部門HashGamesが手がけるCryptNinjaのパーティー型NFTゲームです。22年7月にNFTマーケットプレイス「PLT Place」で行われたゲームNFTセールにおいて「10,530,000PLT(約2億6,000万円)」もの抽選申込総額を叩き出し話題となりました。なお、ゲームの正式リリースは22年冬の予定だということで、業界からは大きな期待が集まっています。
今回の発表によると、OKCoinJapanにおいてCNPTの販売が検討されているということで、IEO実現後もOK Groupとともに世界展開を行っていくとしています。実施の詳細についてはまだ明らかになっていないため、引き続きその動向に注目していきたいと思います。
③まとめ
CryptoNinjaは日本初の人気NFTコレクションで、今回そのPlay to Earnゲーム「CryptoNinja Party!」のゲームトークン「CNPT」について、IEOの実施を検討していることが明らかになり話題となっています。
CryptoNinja Party!は22年冬に正式リリースされる予定で、将来的にはCryptoNinja Party!内のゲーム制作をコミュニティが行う「Create to Earn」のエコシステムが誕生する予定だということです。
CryptoNinjaは今後もさらにその規模を拡大していくと見られるため、今のうちにOKCoinJapanで口座を開設し、IEOに備えることをおすすめします。
中島 翔
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