2018年1月に起きたコインチェック社のNEM流出事件以降、ニュースで「仮想通貨」という言葉を聞く機会が増えたという方は多いのではないでしょうか。仮想通貨は法整備や規制が確立していないことから怪しい投資手法として見られがちですが、SBIホールディングスやマネックスグループといった大手金融機関が仮想通貨事業への参入を本格的に進めている分野でもあります。
仮想通貨はいまだに実経済で利用されているとは言えない一方で、XRPは2017年の1年間で約360倍にも価格を上昇させており、余剰資金での投資先としては魅力的です。噂や期待で価格が大きく上下する傾向が強い仮想通貨ですが、XRPはさまざまな金融機関・送金業社での導入が進められており、実需に近い通貨として根強い人気をもっています。ここでは、主要仮想通貨の中では珍しい企業がサービス展開を目指している仮想通貨であるXRPについて詳しく解説していきます。
リップルネットワークのネイティブ通貨「XRP」とは?
XRPは、金融機関が国際送金で抱える課題を解決するために開発されたリップルネットワーク内のネイティブ通貨です。金融機関はXRPをさまざまな法定通貨、仮想通貨のブリッジ通貨として機能させることで、従来の国際送金コストを60%削減できるといわれています。
XRP Ledgerとは?
異なる台帳間の取引を可能とする国際標準規格であるILPをベースとしたXRP Ledgerは、トランザクションなどの情報を管理し、ネットワークに参加しているユーザーが従来の国際送金よりも低コストで迅速に、消失リスクに悩まされることなく送金ができる仕組みとして開発されました。
XRPの5つの特徴
XRPはリップルネットワーク内で利用されるデジタル資産で、ブロックチェーン技術を活用したさまざまな特徴をもっています。以下では、XRPの5つの特徴について詳しく見ていきましょう。
XRPの価格推移
現在ではさまざまな金融機関や企業での導入やパイロットプログラムが進んでいるXRPですが、まだ完全な実需に繋がっているとは言えず、投資家の過剰な期待や失望から価格の乱高下が起きていることも事実です。そこで、ここではXRPが過去にどういった背景で価格推移してきたかについてご紹介していきます。
XRPと他の仮想通貨との比較 - スピード・コスト・スケーラビリティ
リップル社の公表データによると、XRPは3.3秒で送金が完了し、手数料は0.0004米ドルで利用が可能、また1秒あたり1500件のトランザクションが処理できるとされてており、ビットコインやイーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコインといった主要な仮想通貨と比較してもXRPが高いパフォーマンスを誇っています。
XRPを保管できる5つのウォレット - ホットウォレット・コールドウォレット
XRPをはじめとする仮想通貨の保管方法は、大きく2つの方法に大別され、オンラインで仮想通貨を保管する「ホットウォレット」とオフラインで仮想通貨を保管する「コールドウォレット」があります。
リップル(XRP)を購入できる日本の仮想通貨取引所・販売所の比較・まとめ
金融庁の登録の有無は、投資家保護やマネーロンダリング防止といった観点から取引所を選ぶ際の重要なポイントのひとつです。そこで、以下では、XRPが購入可能な国内の仮想通貨取引所・販売所の特徴を比較しながらご紹介します。
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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