米国議会の公聴会で、仮想通貨に関する議論が白熱

「われわれアメリカ合衆国議会は、投資家の成長を過度に妨げることなく保護できるような環境を整える責任がある。」

3月14日にワシントンDCで開かれた米国議会の聴聞会で、米国務次官ランディー・ハルグレン(Randy Hultgren)氏はそう述べている。公聴会では、近年世界中に広がる仮想通貨について、賛同する声と批判する声の両方が出たようだ。

一部の参加者は、法整備に取り組む強い意思を表明している。たとえば民主党議員のキャロリン・マロニー(Carolyn Maloney)議員は、デジタル資産の取引所の監視法案に取り組み、証券や投資委員会の議長を務めるビル・ハイズンガ(Bill Huizenga)議員は「この議会は、投資家保護の欠如を見逃すわけにはいかない。」とし、同じく投資家保護に取り組む予定である。

議員のひとりが、最近週間にわたって「仮想通貨市場にいま何が起こっているのか?仮想通貨市場に参入するべきか、投資するとしたら何を知っておくべきなのか?」と多くの議員に問いかけてきたと発言。

これに対して、ジョージタウン大学ロースクールの法学教授であるクリス・ブラマー(Chris Brummer)博士が「たしかに言えるのは、非常に複雑な要素が絡み合っていることを考えると、危険だということだ。」と答えた。

そんななか、連邦議会ブロックチェーン幹部会メンバーのトム・エマー(Tom Emmer)議員が指摘する。「今ここで話されていることを理解していないメンバーが、仮想通貨を推進するだの規制するだの言っている。」

エマー議員は、多くの人が資産アクセスできる可能性を秘めたブロックチェーン技術の進歩は、共和党、民主党ともに祝福すべきことであると主張。ほかにも「仮想通貨に対する規制が必要だとわかっているが、バランスが大事だ。規制を明確にする必要がある。」と饒舌に述べた。

最終的には、多くの委員会メンバーが仮想通貨の監視と技術革新とのバランスを取っていくという方針を明らかにしている。

共和党のテッド・バッド(Ted Budd)議員は、こう述べる。「この分野に関する規制は正しく行わなければならない。仮想通貨におけるな貧弱な政策や焦りが見えるような政策は、金融とテクノロジーにおけるわれわれの評判を脅かすものだ。」

この公聴会のようすを見る限り、エマー議員の言うことは的を得ているようだ。規制についても何をどの範囲まで行うのか、明確にさせる必要がある。規制による混乱が、米国の投資家にとってはイノベーティブな仮想通貨関連プロジェクトに参入する機会損失にもつながってしまう。

今年、SEC(米証券取引委員会)による大規模な調査が行われているように、少しずつ進みだしているようだ。

【参照サイト】ICOs Draw Fire at US Congressional Hearing

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HEDGE GUIDE 編集部 仮想通貨チーム

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