NFTやDapps開発を行うWEB3スタートアップのsynschismo株式会社は5月31日、NFTの機能性と資産性を両立する無担保型NFTレンタルプロトコル「Rilascio(リラシオ)」のテストネット版のリリースを発表している。
「Rilascio」は、ウォレットに眠った不要なNFTを貸し出すことで、受動的な収益が得られるオンチェーンのレンタルプロトコルおよびプラットフォームだ。Rilascioの貸し借りの仕組みは、元の資産(NFT)を借り手に渡す代わりに、貸し手がプロトコルにロックしたNFTと同じメタデータを保持するWrapped NFTを貸し出すというもの。これにより、借り手にNFTを奪われてしまうリスクを排除しつつユーティリティを提供し、NFTの資産効率を高めることができる。
Rilascioでは、NFTを使用価値(Wrapped NFT)と交換価値(Ownership NFT、Yield NFT)という概念に分割し、それぞれ異なるNFTとして発行することで、その他プロトコルやレンディングサービスでの個別運用が可能な点が特徴となる。
synschismoが発表する今後のロードマップは以下の通りとなっている。
- 2022年6月: Rilascio テストネット版リリース(対応はRinkeby, Mumbai)
- 2022年8月: Rilascio 正式版リリース
【参照記事】無担保型NFTレンタルサービス『Rilascio』がテストネット版のリリースを決定、パートナーの募集を本日から開始
The following two tabs change content below.
HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチームは、Web3やブロックチェーンなどフィンテックに知見が深い編集部メンバーで構成。最新のニュースやコラム、Web3に関する基礎知識を初心者向けにわかりやすく解説しています。
最新記事 by HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム (全て見る)
- Talent Protocol、Base Ecosystem Fundから戦略的投資を獲得 Web3人材エコシステムを強化へ - 2024年11月19日
- Powerledger、Solanaとの統合完了で持続可能なエネルギー取引の革新を加速 - 2024年11月19日
- PlastiksとColiba、西アフリカでプラスチックリサイクルを強化へ - 2024年11月19日
- DevvStream、米国最大級の炭素隔離施設の50%株式取得 – 環境保全と経済成長の融合を目指す - 2024年10月21日
- SolarWise、VeChainでソーラーパネル所有権をNFT化 – 小規模投資家に新たな投資機会 - 2024年10月18日