ハーチ「欧州サステナブル・シティ・ガイドブック」を発売。現地を体感できるツアーも6月開催

デジタルメディア運営、サステナビリティ支援事業を手がけるハーチ株式会社は4月3日、「欧州サステナブル・シティ・ガイドブック」を発売した。アムステルダム・ロンドン・パリのサステナブルな訪問先を、同社のメディア「IDEAS FOR GOOD」「Circular Economy Hub」の現地ライターが紹介する。価格は2200円（税込）、PDF形式で21ページ。6月8日には、現地を体感できる視察ツアーも開催予定だ。

同社の欧州在住メンバーによる事業組織「ハーチ欧州」はこれまで、欧州各国・各都市のサステナブルな情報を中心に発信をしてきた。今回は３都市の在住のメンバーが厳選した、話題のレストラン・ホテル・百貨店・ミュージアムなどのサステブルスポットを一冊のガイドブックにまとめている。渡航先のガイドブックをご覧いただけば、現地の話題のスポットを一気にまわることができる。

サステナブルスポットの紹介だけではなく、現地での生活を知ることができるコラムや、おすすめの交通機関・郊外都市のコラムも収録。海外への渡航が3年ぶりにし易くなった今、ガイドブックを旅行のお供にするのはもちろん、渡航の予定がない人も現地の雰囲気や魅力を存分に感じてもらえる内容となっている。

収録内容は「各都市・サステナブルスポット紹介」20ヶ所、「ローカルまちあるきコラム」2本、「サステナブルな交通機関・移動手段おすすめコラム」、「日帰りにおすすめの郊外都市コラム」、さらに、ダウンロード可能なすべてのサステナブルスポットを登録したGoogle Mapsのデータ。

取り上げているのは、ロンドンでは「ゼロウェイストのレストラン」「ごみをなるべく出さないコワーキングスペース」、パリは「プラごみを削減する量り売りショップ」「サーキュラーエコノミーフロア併設の百貨店」、アムステルダムは「最新のサーキュラープロダクト・デザインが見られるギャラリー」「市民の生活をサポートする、サーキュラーエコノミー啓発施設」。

普段から世界中のサステナビリティに関する情報収集をしているIDEAS FOR GOOD・Circular Economy Hub編集部の現地在住メンバーが、実際に体験したサステナブルスポットを厳選して掲載。編集部目線で見た施設や団体のユニークなポイントをまとめている。Google Mapsのデータはダウンロードできるので、ちょっとした空き時間などでも地図をチェックして近くのスポットに立ち寄ることが可能だ。

今年6月8日から、現地の3ヶ国で「Beyond Circularity 2023〜イギリスのロンドン・フランスのパリ・オランダのアムステルダムを巡る、欧州サーキュラーエコノミー視察ツアー〜」を8日間にわたり開催する。ガイドブックに掲載しているスポットだけでなく、現地の起業家や専門家に話を聞きながら都市のサステナビリティを学ぶことができる体験プログラムを実施する。

世界的に注目されている経済・社会概念「サーキュラーエコノミー」のユニークな事例が多く集まる3都市を巡りながら、それぞれの特色あるサステナビリティについて学べる、希少な機会となりそうだ。

ハーチ欧州では、今回のようなガイドブック作成や現地視察ツアーに加え、今後も欧州現地からイベントやレポートリサーチ、日本国内教育機関向けの学習プログラム提供なども実施していく予定。