ソフトバンク<9434>と日本IBM、米TBCASoftの3社は23日、通信事業者向けのブロックチェーン・ソリューションを活用した戦略的提携の構想について発表した。この構想は、キャリア間ブロックチェーン技術を活用して、通信事業者やその携帯電話ユーザーへ新しいサービスの提供を目指すものであるとしている。
3社はTBCASoftとソフトバンクなどが設立した通信事業者のグローバル・ブロックチェーン・コンソーシアム「キャリア・ブロックチェーン・スタディー・グループ(CBSG)」を通して、通信事業者のブロックチェーン技術活用に向けて共同で取り組んでいくという。
CBSGにより最初に実用化された製品は、TBCASoftのブロックチェーン技術を活用したキャリア間決済システム「CCPS」である。これにより旅行中の携帯電話ユーザーは、海外でも現地の店舗で自身のモバイル決済アプリケーションを使用できるようになるほか、異なる通信事業者間での取引記録や清算を行うことができるとしている。
ソフトバンクは発表に際し、同社は「CBSGを設立したうちの1社であり、CCPSを最初に採用した企業である」として、「戦略的サポートや技術支援を行うことで、CCPSの実用化を可能にする」との意向を伝えている。また、2020年に同決済システムを首都圏中心に本格導入することを目指すと発表している。
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【記事提供】 株式会社フィスコ
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