日本初NFTマーケットプレイス「nanakusa」で知られるNFTブロックチェーン企業SBINFTが10月14日、広島県竹原市の地域創生事業「竹原アートプロジェクト2022」で配布されるNFTアート制作の技術支援を行ったと報告した。
SBINFT株式会社は2015年に創立されたIT企業で、昨年9月にSBIホールディングス株式会社の連帯子会社となったことで社名を「SBINFT株式会社」に変更した。登録制クリプトアーティストによるNFTマーケットプレイス「nanakusa」をはじめ、nanakusaをリブランディングした「SBINFT Market」を運営するほか、NFT事業構築に伴うコンサルティングサービス「NFT Consulting」を展開。これまでにローソンチケットとの提携による「LAWSON TICKET NFT」やNFTチケットで入場認証をシームレスに行う「w3lock」の実装、音楽配信レコチョクとの契約など、さまざまな業態とWeb3領域における事業を展開している。
SBINFT株式会社が今回技術提供を行ったのは、安芸の京都として江戸風情を残す広島の竹原の街並みを保存するために発足した「竹原アートプロジェクト2022」である。重要伝統的建物群保存地区に選定されたエリアを、アートにより後世へ継続していくための試みとして企画されたものである。

アートプロジェクトで制作されたされたNFTは、竹原の歴史的背景をフィーチャーしたキャラクター「HAMAUSA FAMILY」。指定箇所を回ると全8種が収集できるラリー形式になっており、保存には「MetaMask(メタマスク)」の事前準備が必要となる。NFT提示により受けられる特典も用意されているという。「竹原アートプロジェクト2022」は10月29日から来年1月31日まで開催。
【参照記事】SBINFTがNFTの技術支援|地方創生の社会実験「竹原アートプロジェクト2022」へ向けて

HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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