ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」を運営する株式会社さとふるは9月8日、台風10号の被災自治体の支援を目的に「令和2年台風10号被害緊急支援寄付サイト」を開設、長崎県五島市、鹿児島県枕崎市の寄付を受け付けている。
同サイトは、ふるさと納税制度を活用して掲載自治体に1000円から1円単位で指定した金額を寄付できる。返礼品を希望しない寄付申込みは、金額の全額が同自治体に届けられる。
支援に関し、自治体から同社への支出は発生せず、寄付決済手数料も同社が負担するため、寄付者の善意をそのまま寄付できる仕組み。控除適用条件や上限額など通常のふるさと納税と同様で、寄付金額2000円以上で寄付金控除が適用される。
台風10号は九州を通過し、暴風と豪雨をもたらした。五島市、枕崎市では住宅の損壊、屋根瓦やガラスの破損、倒木などの被害が発生した。掲載自治体は、被害の状況と自治体からの要請により今後追加となる可能性がある。
ポータルサイト「さとふる」では寄付先の自治体やお礼品の選定、寄付の申し込み、寄付金の支払いなどができるサービスを、自治体向けには寄付の募集や申し込み受け付け、寄付金の収納、お礼品の在庫管理や配送など、ふるさと納税の運営に必要な業務を一括代行するサービスを提供する。災害の被災地への寄付も行っており、7月に開設した「令和2年7月豪雨災害緊急支援寄付サイト」は8月27日時点で39自治体を掲載、寄付総額約1億5200万円となった。
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HEDGE GUIDE 編集部 ふるさと納税チーム
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