富士山を外来植物から守り、豊かな自然を次世代へ。山梨県がさとふるでクラウドファンディング開始

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山梨県と、ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」を運営する株式会社さとふるは「さとふるクラウドファンディング」にて、外来植物の駆除活動を通して富士山を守り、独自の豊かな自然を次世代へ継承していくための寄付受け付けを2023年1月18日から開始した。

「さとふるクラウドファンディング」は、ふるさと納税の仕組みを活用して、寄付金の使途に応じた事業を立ち上げ寄付を募る、クラウドファンディング型ふるさと納税サイト。寄付者は「さとふるクラウドファンディング」上で具体的な寄付金の使途から寄付先を選択できるほか、自治体への応援メッセージの投稿や集まった寄付金額を随時確認することができる。

2013年に世界文化遺産に登録された富士山には、世界中から多くの観光客・登山者が訪れている。一方で、本来富士山には生息していないはずの外来植物も増加。外来植物が増えることで高山植物が減少し景観が大きく変わってしまうなど、長い年月をかけてできた富士山の豊かな自然を脅かす恐れがある。

富士山独自の生態系を守り次世代へ継承していくため「さとふるクラウドファンディング」を通じて寄付を募る。集まった寄付金は、入山者へ外来植物を持ち込まないように呼び掛けるための看板、外来種侵入防止のための防除マットやブラシの設置、すでに生息している外来植物の駆除活動、活動の中心となるボランティアへ外来植物の見分け方や対処方法などを伝える講習会実施のための費用に活用されるという。

クラウドファンディングの開始にともない、山梨県は以下のメッセージを発信した。

「この度は、富士山麓等生物多様性保全プロジェクトにご興味を持っていただき、ありがとうございます。富士山の世界文化遺産登録以降、登山者や観光客によるごみの放置に関する問題は一層注目されるようになりましたが、富士山を取り巻く外来植物の問題はこれまであまり注目されてきませんでした。このプロジェクトを通じて、富士山の独自で豊かな自然と保全するための活動にご理解いただき、温かい支援をよろしくお願いいたします」

クラウドファンディングの目標寄付額は100万円で、受付期間は2023年3月31日まで。

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岡村 幸治

フリーライター。2020年までスポーツニッポン新聞社で野球記者を務め、読売巨人軍やアマチュア野球などの取材、原稿執筆を担当。得意分野はスポーツ、旅行、ニュース記事。中立でわかりやすい記事を心がけています。 
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