1000年以上の歴史を持ち、英国で硬貨の製造・造幣を許された機関である王立造幣局(通称ロイヤルミント)が、独自の仮想通貨「RMG(ロイヤルミントゴールド)」の発行をすることが本日2月1日、Cointelegraphの報道で明らかになった。
RMGの特徴は、金が資産価値の裏付けとなっていることだ。これは、ビットコインなど「価値が担保されていない」と言われる仮想通貨の性質とは大きく異なる。ブロックチェーン技術を活用して金をデジタルに取引できるようになることで、支払いや振り込みの利便性を高める。
RMGのコマーシャルを担当するTom Coghill氏は、1つのRMGが1グラムの金と同等だと述べ、「RMGを保有していることはつまり、本物の金を保有していることだ。」と強調した。
金は何千年も価値を担保し続けてきている資産であり、デジタルでの取引が実現できればたしかに未来のある仮想通貨であると言える。長きにわたり硬貨の製造・造幣を行ってきた王立造幣局がこれを発行するのも興味深い。これからの展望が楽しみだ。
【参照サイト】UK’s Royal Mint Launches Gold-Backed Cryptocurrency
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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