廃棄漁網からアパレル・ファッション向け素材を、リファインバースが開発

資源再生事業のリファインバース株式会社は、廃棄漁網をリサイクルした「Re-amide(リアミド)」でアップサイクルを実現する新たな取り組みとして、3月1日からアパレル・ファッション業界向け材料として、アパレル資材商社のモリトジャパン株式会社に供給開始した。

リアミドは廃棄された漁網やシリコーンコート付エアバッグを主原料とするリサイクルナイロン樹脂で、リファインバースは新規グレード開発、用途開発に注力している。海洋プラスチック問題が世界規模で深刻化し、社会的関心が高まる中、リアミドの引き合いも増えているという。特にアパレル・ファッション業界の関心が高いことから、モリトジャパンと協業、ボタンなどでの用途開発を進めてきた。

アパレル資材だけでなく、より高度なリサイクルを実現すべく、廃棄漁網を原料とするナイロン繊維の製造技術開発も行っている。試作段階では、廃漁網由来ナイロン100%の長繊維の開発も終了、量産化に向けた開発計画もある。

リファインバースグループは、廃棄漁網やエアバッグ端材を単に再利用するだけではなく、リサイクルされた素材の付加価値をさらに高めるアップサイクルを目標に材料開発・用途開発を推進する。「サステナブルな社会の構築を目指して、サーキュラーエコノミーの推進や海洋プラスチック削減といった具体的な取り組みをこれからも推進していく」としている。

ファッション業界では海洋ゴミの再利用の動きがある。三陽商会はスペインのエコアルフ・リサイクルド・ファブリック社と合弁会社エコアルフ・ジャパンを設立、今春からスペイン発のファッションブランド「ECOALF(エコアルフ)」を日本で展開する。同ブランドの衣服や雑貨に使われる素材は廃棄ペットボトルや廃棄漁網、タイヤなどだ。 エコアルフ社は海洋ゴミの回収事業「アップサイクリング・ザ・オーシャンズ」をスペイン、タイで現地の漁業関係者の協力を得て展開しており、日本でも実現化するため、協力企業、団体、個人を募集している。

【参照記事】海洋プラスチックごみを主原料としたリサイクルナイロンをアパレル・ファッション業界向けに販売開始

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HEDGE GUIDE編集部 ESG投資チーム

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