Carbonmarkは3月28日、数千万件のカーボンクレジットにアクセス可能なカーボンマーケットプレイス「Carbonmark.com」をローンチを発表した。同マーケットプレイスでは手数料ゼロでKlimaDAOへのアクセスを可能になるという。
今日まで、デジタルカーボンマーケットへのアクセスは、Web3アプリケーションの使用方法に関する知識が必要と言われてきた。こうした課題に対し、Carbonmarkでは直感的な操作が可能となっており、Web3技術によってバリューチェーン全体の透明性を高めボランタリーカーボンマーケットの規模拡大に貢献している。
Carbonmarkを推進するKlimaDAOは、気候変動問題の解決を目指して、環境保護活動家や起業家、そしてWeb3.0のデベロッパーのグループが集結して結成されたDAO(自律分散型組織)だ。KlimaDAOでは環境保護活動に連動するKLIMAトークンを発行し、ユーザーはそれをKlimaDAOに預けることによって資産運用が可能になるという仕組みで、KLIMAトークンの価格上昇を加速させることで企業がCO2の排出量を削減するよう働きかけている。
Carbonmarkの製品責任者であるGabriel Kentは次のように述べている。「ボランタリーカーボン市場の透明性と信頼性を高めるオープンでパブリックかつニュートラルなインフラを開発することは、市場の拡大と気候変動との闘いにおいて重要な役割を担っています。世界最大のデジタルカーボンの品揃えと、手数料ゼロでの取引を提供するCarbonmarkは、ボランタリーカーボン市場へのアクセスに革命をもたらすことでしょう。」
【参照記事】Carbonmark Launches the Universal Carbon Marketplace
【参照記事】Introducing Carbonmark.com
HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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