双日グループの株式会社JALUX(ジャルックス)は3月2日、経済産業省と日本健康会議が共同で実施する健康経営優良法人認定制度の大規模法人部門「健康経営優良法2020 ホワイト500」に認定されたと発表した。同制度は、保険者(健康保険組合)と連携し、日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰しており、今年4回目。
大規模法人部門では、経営理念(経営者の自覚)、組織体制、制度・施策実行、評価・改善、法令順守・リスクマネジメント(自主申告)の5項目を認定基準とする。今回は1481法人が認定され、うち同社を含む500法人がホワイト500として認定された。
ホワイト500は健康経営優良法人の一部であり、認定されることで、その企業の健康経営に対する取り組みを広く周知し、認定企業には従業員の採用や資金調達、組織の活性化、株価の上昇、企業利益の拡大というメリットが期待できる。
同社は航空機部品や機材などの航空関連事業、保険、不動産などの顧客サービス事業、生鮮品や通信販売まで幅広く手掛ける商社。今年3月、ラオスのワットタイ国際空港に免税店「WATTAY INTERNATIONAL AIRPORT DUTY FREE」を日本企業として初めてオープンした。
社内では、社員の心身の健康を重要な経営資源のひとつと捉え、健康維持・増進活動に対する積極的な支援と組織的な健康づくりを推進している。定期健康診断の受診率100%を達成し、その結果を基に生活習慣病などの疾病の高リスク者に対する生活習慣の改善に関する働きかけなどに継続的に取り組んでいる点が評価された。
認定企業には、今年で3回連続となるアフラック生命保険とユニ・チャーム、SMBC日興証券株式会社,野村不動産グループといった企業が名を連ねている。

HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム

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