愛媛銀行は8月27日、環境省の「2019年度地域ESG融資促進利子補給事業」の指定金融機関として、四国内の金融機関では初めて採択されたと発表した。地域循環共生圏の創出に資する環境に配慮した設備投資計画を図る事業者に対し最大10%、最長3年間の金利負担を軽減する融資の取扱いを開始する。
同事業は、事業者が行う再エネ・省エネ設備投資計画などに対して、指定金融機関に採択された金融機関が補助要件を満たす融資を行う際、国の交付決定を受けた執行団体が指定金融機関に対し利子補給金を補助する。事業者の金利負担の軽減を図ることで、環境や社会へ好影響をもたらす事業への支援を目的とする。今年4月に環境省から交付決定を受けた一般社団法人環境パートナーシップ会議が補助金を活用し、地域循環共生圏の創出に資するESG融資を行う金融機関に対し、その利子の軽減を目的とする給付金を交付する形態。
金融機関には、自らが行うESG融資にかかわる目標の設定などを行い、組織方針として明確化すること、他の金融機関や「エコアクション21地域事務局」などと組織的に協働し、融資先企業のCO2排出削減に係る野心的な目標設定とその目標達成に向けた計画の策定を支援することが求められる。
取り扱い開始日は9月2日。同行は「本制度や当行の環境配慮型商品『ひめぎんSDGs私募債』などの環境配慮型商品の取扱いを通じて、ESG・SDGsの普及促進に貢献していく」としている。
【参照記事】愛媛銀行「2019年度地域ESG融資促進利子補給事業」に係る指定金融機関の指定および取扱い開始について
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HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム
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