HBAR財団とALLCOT IOがパートナーシップを締結。カーボンクレジット標準化と持続可能性の取り組みを強化

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Hedera公共財に資金提供を行うHBAR財団と、ReFiプロジェクトの開発支援を行うALLCOT IOは9月26日、戦略的パートナーシップを発表している。このパートナーシップにより、気候変動プロジェクトの立ち上げから資金調達、稼働に至るまでの全過程において、ステークホルダーのすべてを巻き込んだ透明性のあるアプローチを取り入れるという。

本パートナーシップの目的はカーボンクレジットを再定義、その評価をSDGsのコベネフィット(開発途上国の持続可能な開発と気候変動対策のいずれにも貢献する取り組み)とリンクさせることにある。ALLCOT IOは、透明性を持ち、監査可能な資金が地元コミュニティに届くようにすることで気候変動プロジェクトに利益をもたらすことを目指す。

ALLCOT IOを運営するALLCOTは、B Corp認証を取得しており、2050年までの世界的なネットゼロに取り組む企業だ。同社の設立者であるAlexis Leroy氏によれば、「本提携により、ALLCTが管理する5億トンの二酸化炭素を活用し、すべてのステークホルダーにポジティブでインパクトのある結果を提供することを目指しています」としている。

HBAR財団を中心とした一連の気候変動緩和の取り組みでは、同財団がHeseraプラットフォームの支援に加え、技術的パートナーとして助成金を提供している。同財団らが取り組むイニシアティブのうち、気候問題を研究する DLT Science Foundationではハッカソンや気候研究のための奨学金の取り組みにも注力、パートナーとして参加している西アフリカ気候同盟(WACA)は、国連クリーン開発メカニズムの方法論を採用し、国連気候変動事務局によって開発されたアプローチに沿ったデジタル化を進めている。

【参照記事】ALLCOT IO and HBAR Foundation Sustainable Impact Fund: A Partnership in Opening the Books on Climate Finance
【参照記事】The DLT Science Foundation and the HBAR Foundation Sustainable Impact Fund announce initiative to standardize climate markets reflecting 500 million tons of carbon

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