ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を運営する株式会社トラストバンクは、ふるさと納税で被災自治体の災害支援に寄付できる仕組み「ふるさとチョイス災害支援」で、9月23日から各地で発生した大型の台風15号の被害に関し、被災からおよそ1ケ月の今月24日午後3時時点で寄付金額が1247万2666円、寄付件数は935件となった。同社は静岡県内10自治体の「災害時緊急寄付申込みフォーム」を開設しており、寄付金は、被災地の復旧・復興に使われる。
関東甲信でも大雨となった台風14号、15号の被害について、政府は「激甚災害」に指定、復旧にかかる自治体の費用を支援する。
ふるさとチョイス災害支援は、ふるさと納税を活用して災害時に被災自治体の復旧・復興のための寄付金を募る仕組み。2014年9月にサービスを開始し、契約の有無にかかわらず全国の自治体にプラットフォームを無償提供している。寄付者が、被災地に寄付金と一緒に応援メッセージを送ることができるのも特徴。災害支援のため、寄付金には原則、自治体からのお礼の品はない。自治体はサイトで被災状況や寄付金の活用事例を報告できる。今月20日からキャッシュレス決済サービス「PayPay」での決済が可能となった。
これまで、「平成28年熊本地震」では約19億円、「平成30年7月豪雨」では約16億円、「平成30年北海道胆振東部地震」では約4億7千万円を集めた。寄付総額は累計80億円超に上る(22年3月時点)。台風15号の被害支援では、静岡県の浜松市、島田市、藤枝市、川根本町、掛川市、焼津市、袋井市、森町、静岡市、磐田市を掲載。なお、台風14号・豪雨災害支援・寄付では合計寄附金額2225万7190円、寄付件数1495件。当該自治体の寄付金額と件数は2170万5190円 (1456件)で、代理自治体の寄付金額と件数は55万2千円 (39件)となり、代理自治体への寄付も一定の定着が見られる。
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HEDGE GUIDE 編集部 ふるさと納税チーム
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