国内最大級のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を運営する株式会社トラストバンクは4月27日、ふるさと納税のクラウドファンディング「ガバメントクラウドファンディング」(GCF)で、新型コロナウイルス対策として北海道の地域医療を支援するプロジェクトが、開始からわずか1日半で目標寄付額5000万円を達成したと発表した。
北海道では早くから新型コロナの感染者が発生し、全国で初めて一斉休校措置を取るなど対策に努めているが、現在は第2波ともいえる感染拡大が危惧されている。ふるさとチョイスの北海道ふるさと寄付金「今こそエールを北の医療へ!」プロジェクトは4月24日から7月26日まで、寄せられた寄付金を医療用資機材の整備など道の地域医療を支援する取り組みの資金に充てる。目標額5000万円の寄付金の募集を始めたところ、6時間で1500万円寄付が集まり、翌25日には目標額を達成、サイト開設以来、最速のペースという。30日午前11時現在、約9041万4690円(支援人数4481人)の寄付が集まっている。
GCFは、クラウドファンディング型でふるさと納税を募る仕組みで、自治体がプロジェクトオーナーとなり、 関心や共感を呼ぶプロジェクトを立ち上げることで、広く資金を調達する。GCFでは自治体が地域課題に対する具体的な解決策、必要な寄付金と使い道。寄付金を集める期間などを提示、寄付者は自ら寄付金の使い道を選ぶことができる。20年4月時点で寄付総額72億円を突破、690以上のプロジェクトが実施された。2019年度「グッドデザイン賞」(公益財団法人日本デザイン振興会主催)を受賞している。今後も、新型コロナウイルス対策のためのGCFを全国の自治体にも広げていく方針だ。
同社は2012年4月設立。地域に「ヒト」「モノ」「おカネ」「情報」を循環させることで持続可能な社会を実現するため、主に自治体支援サービスを提供。12年9月、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を開設。契約自治体1500、お礼の品登録数21万点超を有する国内最大のふるさと納税総合サイトに成長した。GCFは2013年9月から提供開始、ガバメントクラウドファンディングとGCFは同社の登録商標で、普及活動を積極的に展開中。14年9月には有事の際にふるさと納税制度で被災地を支援できる「ふるさとチョイス災害支援」の仕組みを立ち上げ、全国すべての自治体に無償でプラットフォームを開放している。
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