4大監査法人として知られるEY(アーンスト・アンド・ヤング)は5月10日、イーサリアムを基盤としたCO2排出量を追跡するプラットフォーム「EY OpsChain ESG」のベータ版をローンチしたと発表した。
EY OpsChain ESGは、CO2排出量を検証可能な単位に換算し、正確な排出量と追跡を可能にするソリューションだ。EY OpsChain ESGは消費者やビジネスパートナー、規制当局が求める透明性を確保することを目的として開発されており、トークンによってカーボンオフセットの真正性を証明することができる。
同プラットフォームは、5月9日から4日間にわたりロンドンで開催されたEY Global Blockchain Summitで発表されており、EYグローバルブロックチェーンリーダーのポール・ブロディ氏は次のように述べた。「EY OpsChain ESGは、ブロックチェーンがビジネスプロセスとグローバルエコシステムを結ぶという信念で開発されました。詳細なトレーサビリティにより、炭素排出量を特定の製品に紐付けるトークン化によって、排出量目録を追跡できます。炭素クレジットのトークン化により、企業は脱炭素化への動向を可視化することができるのです。」
The following two tabs change content below.
HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチームは、Web3やブロックチェーンなどフィンテックに知見が深い編集部メンバーで構成。最新のニュースやコラム、Web3に関する基礎知識を初心者向けにわかりやすく解説しています。
最新記事 by HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム (全て見る)
- Talent Protocol、Base Ecosystem Fundから戦略的投資を獲得 Web3人材エコシステムを強化へ - 2024年11月19日
- Powerledger、Solanaとの統合完了で持続可能なエネルギー取引の革新を加速 - 2024年11月19日
- PlastiksとColiba、西アフリカでプラスチックリサイクルを強化へ - 2024年11月19日
- DevvStream、米国最大級の炭素隔離施設の50%株式取得 – 環境保全と経済成長の融合を目指す - 2024年10月21日
- SolarWise、VeChainでソーラーパネル所有権をNFT化 – 小規模投資家に新たな投資機会 - 2024年10月18日