26日、欧州規制当局と市場関係者が仮想通貨規制について意見交換

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欧州連合(EU)の規制当局が、2月26日に会合を行い、仮想通貨規制について意見交換をすることを発表した。欧州委員会(EC)のValdis Dombrovskis副委員長は記者会見で、仮想通貨の長期的な動向や現在の規制が正しく機能するかどうかを話し合うことを目的とし、同会合には中央銀行の代表者や市場監督当局、マーケットプレイヤーが参加すると述べた。

最近ではフランスやドイツをはじめとする複数の欧州の指導者が仮想通貨に関する議論を呼びかけている他、欧州監督機関である欧州証券市場監督局(ESMA)、欧州銀行監督局(EBA)、欧州保険・企業年金監督局(EIOPA)が仮想通貨への投資に対して警告を発していた。

これら特定の機関の代表者が出席するかは現時点では不明だが、記憶に新しい仮想通貨をめぐるさまざまなトラブルを理由に、参加者の一部に規制に対するより厳しい姿勢に傾いている者がいる可能性もあるだろう。アメリカでは「仮想通貨を推進する規制と枠組みを整備する」という方向性が見えてきている中、ヨーロッパが今後どのようなスタンスをとるのか、同会議の行方が注目される。

【参考記事】EU Regulators to Discuss Crypto Regulation Next Week

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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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