ナイジェリアの中央銀行デジタル通貨(CBDC)である「eNaira」が10月25日、稼働を開始した。eNairaはナイジェリアの通貨に取って代わるものではなく、補完的な役割を果たす通貨として設計されているという。
eNairaは、フィンテック企業であるBitt社が開発したもので、同社のデジタル通貨管理システム(DCMS)は、東カリブ中央銀行のCBDCにも採用されている。CBDCを利用するためには、「eNaira speed wallet」と「eNaira merchant wallet」の2つをGoogleとAppleのアプリストアからダウンロードする必要がある。
ナイジェリアの政府と中央銀行は、2月には銀行部門内での暗号取引を禁止しており、その4か月後にeNairaの導入が発表。10月25日の発表時点では約5億ナイラ(121万ドル)が発行されているという。
【参照記事】Nigeria’s eNaira CBDC Goes Live
The following two tabs change content below.
HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチームは、Web3やブロックチェーンなどフィンテックに知見が深い編集部メンバーで構成。最新のニュースやコラム、Web3に関する基礎知識を初心者向けにわかりやすく解説しています。
最新記事 by HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム (全て見る)
- 【3T インタビュー】専門家が考えるカーボンクレジットの今とこれから - 2024年2月15日
- 専門家が考えるカーボンクレジットの今とこれから【EcoLinks インタビュー】 - 2024年1月17日
- サプライチェーンの炭素排出を正確に計測するトークン「CET」が発表 - 2023年12月7日
- ゴールドスタンダード、パリ協定第6条に遵守したカーボンクレジット発行へ - 2023年12月6日
- ブロックチェーン企業 Circularise、海洋バイオ燃料会社 FincoEnergiesと提携 - 2023年12月4日