ドイツポストDHL、顧客負担無しで郵便業務から生じるCO2をオフセット

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独物流大手のドイツポストDHLグループ(ティッカーシンボル:DPW)は1月3日、傘下にて郵便物や小包の配送事業を手がけるドイツポストが、顧客の追加負担無しでよりサステナブルなサービスを提供すべく、郵便(レターメール)業務で発生する二酸化炭素(CO2)のすべてを自動的にオフセットすることを発表した(*1)。

ドイツポストDHLグループ傘下のDHLが、過去10年にわたり小包郵便のすべてに導入している「GoGreen(*2)」サービスをドイツポストでも展開する。同サービスはDHLが宅配時に排出されるCO2を算出するとともに、同量のCO2をオフセットするカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)な宅配便サービスのことである。

これまでGoGreenは年間5万点以上の出荷量がある法人顧客のみが利用できた。顧客が同サービスの利用を選択する場合、オフセットするためのクレジット代金を宅配便送付代金へ上乗せして支払う。そして、DHLが支援する再生可能エネルギーなどの気候保護プロジェクトに投資することで、輸送時に排出したCO2を自動的にオフセットする仕組みである。今回、レターメールの郵便において顧客の負担なしにGoGreenサービスを利用できるようになった。

ドイツポストでは2020年に約65億通のレターを取り扱っており、今回の取り組みを通じて30万トン以上のCO2排出量がオフセットすることになる見通しだ。オレ・ノルトホヌ最高マーケティング責任者(CMO)は、環境に優しい宅配サービスを利用するお客様から非常に肯定的な反応を得られており、レターメールの郵便事業でも同様のサービスを始めることで、よりグリーンな輸送を実現するとコメントしている(*3)。

今回の取り組みは、2050年までにゼロエミッションな物流を目指すドイツポストDHLグループの野心的なサステナビリティプログラムの一環だ。2007年以来、同社はGoGreenサービスを提供しており、過去10年間ではドイツ国内での小包郵便のすべてにおいて自動的に適用したという。その成果もあり、すでに50%以上の配達エリアでカーボンフリーな郵便を実現しているとのことである。

ドイツポストDHLグループは2022年にGoGreenサービスを適用する商品群を拡大する計画であるほか、ドイツ国内では電気自動車やバイオガスを活用したトラックなどによる宅配を拡充していく方針だ。

【参照記事】*1、3 ドイツポストDHLグループ「CO2 emissions from mail transport automatically offset as of 2022
【参照記事】*2 DHL「DHL GOGREEN SOLUTIONS Decrease Emissions. Increase Efficiency
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HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム

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