米シティグループ、サステナビリティ分野で慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスと連携協力協定を締結

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シティグループは、慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスと持続可能社会の実現に向けた取り組みで相互協力することで合意し、21日連携協力協定を締結した。日本におけるサステナビリティへの理解を促進し、地域社会に持続可能な発展をもたらすため、同大湘南藤沢キャンパスが行っている取り組みを拡充、加速化させていく。

日本の産学官民で近年関心が高まるSDGsやESG(環境・社会・ガバナンス)投資が持続可能な社会の発展に不可欠であるという共通認識に基づき、合意に至った。協定を通じて、シティグループが世界160カ国で培ったサステナビリティ分野における知見とノウハウを同分野の研究に積極的な慶応義塾大学側に提供、研究のさらなる進展に貢献することを目指す。

具体的な協力活動内容は今後検討として、投資分野における持続可能社会の実現(SDGsやESG)に向けた投資の発展についての共同研究人材の育成や教育活動、慶応義塾大学SFC研究所、SDGコンソーシアムへのシティグループの参画と先進事例の提供、カンファレンスやワークショップの共催などが検討されている。

シティグループは、10年間で1000億ドルの投融資や資金調達を行う環境ファイナンス目標を打ち出しているほか、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスの構成銘柄に18年連続で選定されるなど、サステナビリティ・ファイナンス分野における先進的な取り組みが高く評価されている。ほかに、気候関連財務情報開示タスクフォースの提言に基づいて、他社に先駆けて気候関連情報の開示を開始するなど、持続可能社会の実現に向けた多くの取り組みを展開している。

一方、同大学湘南藤沢キャンパス「SFC研究所」は2017年にSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて「xSDG・ラボ」を設立。続く18年に活動の一環として、企業や自治体といったステークホルダーと研究者とのコラボレーションによる優良事例創出の仕組みとなる「xSDG コンソーシアム」を設立するなど、日本のSDG’s研究は先駆的に活動してきた。

シティは、世界160以上の国と地域に約2億の顧客口座を有する世界有数のグローバルな金融機関です。個人、法人、政府機関などを顧客に持ち、個人向け銀行業務、クレジットカード、法人・投資銀行業務、証券業務、トランザクション・サービス、資産管理など、幅広い金融商品とサービスを提供している。

【参照リリース】米シティグループ、慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスと連携協力協定を締結

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HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム

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