ハーチ株式会社が運営するサーキュラーエコノミー(循環経済、CE)専門メディア「Circular Economy Hub」で第3回目のオンライン学習プログラム「Circular X」が6月22日午後7時から開催される。今回は「サーキュラーエコノミーとファイナンス」をテーマに、注目を集めるCEへの投資について、金融の役割や最新動向を解説する。オンライン会議ツール「Zoom」を利用、定員30名(先着順)、参加費用は一般3000円、会員は無料。
プログラムは午後7時5分からCircular Economy Hubメンバーによる解説(10分)、同15分からゲストスピーカー2人による解説(各30分)、午後8時15分から質疑応答/パネルディスカッション(30分)、同45分から「ブレイクアウトルーム」によるネットワーキング(15分)を予定している。
ゲストスピーカーは、「サーキュラー・エコノミーに係るサステナブル・ファイナンス促進のための開示・対話ガイダンス」を公表した経済産業省の産業技術環境局資源循環経済課長の横手広樹氏、CEに特化したファンド「野村ブラックロック循環経済関連株投信(愛称:ザ・サーキュラー)」の取り扱いを開始した野村アセットマネジメント株式会社のアドバイザリー運用部部長の河邉隆宏氏。
経産省のガイダンスは世界初のCEに特化した公的機関主導の開示・対話のための資料として策定され、企業が、投資家から適切な評価のもと投融資を呼び込むためのガイダンスとしての役割が期待されている。一方、野村証券は2020年7月、CEの観点に特化したファンドとして野村ブラックロック循環経済関連株投信の取り扱いを開始。2021年5月21日時点の純資産残高は約1700億円となっている。河邉氏は、同ファンドのポートフォリオ構築プロセスに加え、ファイナンスの観点からCEへの移行について解説する予定だ。
オンライン学習プログラムCircular Xは毎月開催。Circular Economy Hub 編集部からのインプットと各業界・領域のフロントランナーの知見とを掛け合わせながら、参加者とともにCEを深める化学反応を起こしていくことが目的。基礎について学びたい、概念を学びなおしたい、所属組織内でCEを推進する立場にある、新事業を立ち上げたい、ネットワークづくりをしたい――など、CEに何かのモチベーションを持つ人を広く対象とする。
開催日時は原則、毎月下旬の火曜日午後7時~午後9時で、来年3月、第12回目までテーマが決定している。第4回は7月27日、「サーキュラーエコノミーとDX」、第5回は8月24日、「サーキュラーエコノミーとファッション」のテーマで開催予定。
【関連サイト】「Circular X」第3回 Peatix申込みページ
【関連サイト】【第3回:6月22日開催】「サーキュラーエコノミーとファイナンス」オンライン学習プログラム Circular X
【関連サイト】Circular Economy Hub

HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム

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