仮想通貨トロンの創設者ジャスティン・サン氏は世界的な投資家ウォーレン・バフェット氏を説得できなかったようだ。1月23日に開かれた食事会でバフェット氏が、「ビットコインはブロックチェーン技術ほど有利な投資ではない」と発言していたことが明らかになった。ビットコインニュースメディアNewsBTCが2月18日、伝えている。
2月17日にトロン財団が公開したYouTube動画によると、バフェット氏はブロックチェーン技術は将来の決済システムに革新的な影響を与える価値があると認めている。しかし「その価値が全てビットコインに入っているわけではない」ため、ビットコインはブロックチェーン技術ほど有利な投資ではないと述べたという。
バフェット氏は、価値が付いているだけでそれが有利な投資先にはならないとも語っている。同氏はまた、ビットコインには投機以外の実用価値がなく、株式と債権の方がより安全であり、米ドルはストアオブバリュー(価値の保存)として機能するがビットコインはそれができないため貝殻と変わらない、という見解を示した。バフェット氏はまた、付加価値を付けられないビットコインに投資するよりも、土地を購入して耕作するほうが有益だと語ったという。
昨年6月のオークションでジャスティン・サン氏は、バフェット氏との食事会の権利を史上最高額460億ドル(約5億円相当)で落札していた。サン氏はこの会食で伝統的な投資家にビットコインのメリットを売り込むため、ライトコインの創設者チャーリー・リー氏やeToroのCEOヨニ・アッシア氏など、業界の著名メンバーを招集した。
【参照記事】Tron CEO Failed to Convince Warren Buffet on the Merits of Bitcoin
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