仮想通貨取引所BITPointを運営するビットポイントジャパン社は8月5日、仮想通貨の流出事件以来停止していたサービス一部再開の予定を公表した。
発表によると、まずは仮想通貨のウォレットを使用しない法定通貨の入出金を8月6日より、仮想通貨証拠金取引を8月9日から再開する。次に、安全性が確保されている仮想通貨現物の売買取引を8月13日を再開し、ウォレットを利用する仮想通貨の送付サービスは9月以降を目途に行うという。ウォレットの安全性確保が不可欠となる仮想通貨の預け入れについては、ウォレットシステムの安全性が確保できた段階で再開するとしており、10月中旬以降となっている。新規口座開設申込や上記以外の全サービスの再開時期については未定だ。
サービス停止期間中の現物およびレバレッジ取引の注文は有効とされているが、流出事件前に行われた成約中の取引についてはビットポイントジャパンが特別な対応をとることが発表されている。具体的には、サービス再開時点におけるBITPointの提示レートの仲値を基準にして、顧客に不利な価格で成約処理が行われた注文(ロスカットを含む)について、サービス再開時の価格と成約価格との差額を顧客口座に金銭で入金するとされている。サービス停止期間中に相当する建玉管理料・スワップ料については2019年9月中旬を目安に計画されているという。
MT4取引については、サービス停止時に有効となっていたMT4取引はすべて中止されている。その他の有効注文及び既存の建玉に関しては、ビットポイントジャパンから確認のメールが送られる。ユーザーは8月8日17時までに有効となっている建玉の注文キャンセルについて有無を選択し返信する必要がある。
【参照記事】サービスの一部再開の方針について
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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