仮想通貨セキュリティー企業のBitGoが解説する「仮想通貨を巡る『誤解』」とは?

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米経済誌のForbesは12月4日、Q&AサイトQuoraに投稿された「仮想通貨に関する誤解は?」という質問に対するTom Pageler氏の回答を掲載している。同氏は、世界最大級の仮想通貨取引所や機関投資家などを顧客にもつBitGoのセキュリティー最高責任者だ。

同氏が指摘する仮想通貨に関する「誤解」のひとつは、「仮想通貨はガードレールのない野原のようなものだ」という考えだという。しかし、BitGoは現在、投資家が仮想通貨を安心してポートフォリオに組み込むことができるようなインフラやポリシー、プロトコルを構築しているとしている。

もうひとつの「誤解」は、「仮想通貨は違法な目的のみに使用される」というものだ。しかし、現在では仮想通貨よりも現金のほうが違法な取引に利用されていることがわかっている。

また、「ビットコインなどが環境に悪影響を与える」という指摘にも同氏は懐疑的だ。というのも、イーサリアムはProof of Stake(プルーフ・オブ・ステーク)というProof of Work(プルーフ・オブ・ワーク)に替わるエネルギー効率の高いコンセンサスアルゴリズムが実装される予定であるためだ。

仮想通貨を巡る「誤解」はさまざまあるが、多くの開発者が課題に取り組む中でその「誤解」は過去のものになりつつあるのかもしれない。今後の仮想通貨の発展に引き続き注目していきたい。

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