観光に特化したデジタル通貨「ルーラコイン」を全国展開している株式会社ルーラと国内で暗号資産交換業を営むBitgate株式会社は7月8日、日本全国の観光地や観光資源と連携し、「Travel to Earn」をコンセプトにした世界初の暗号資産「ルーラトークン」のIEO実現に向けたプロジェクトを開始した。
「IEO(Initial Exchange Offering)」は、企業やプロジェクト等がトークンを活用した資金調達を行う仕組みであるICO(Initial Coin Offering)の中でも、暗号資産交換業者が主体となってプロジェクト審査およびトークンの販売を行う仕組み。資金を調達できるだけでなく、トークンを活用することでコミュニティを形成・強化しやすいのが特徴です。2022年6月現在で、日本国内で2つのプロジェクトが実行されている。
ルーラトークンとは、日本のポストコロナにおける観光業界、インバウンド旅行者の復興を目指し、国内観光を促進する「Travel to Earn」をコンセプトにした世界初の暗号資産。トークンを所有することで、全国の観光地で使える「VIPチケット」が付与され、そのチケットを使って、観光地で特別な体験ができたり、限定の宿泊プランやツアーに参加できたりと、観光地支援に繋がる様々な体験を得ることができる。
また、ルーラが運営する観光DAOに参加することも可能となり、収益分配だけでなく、ルーラコインの決済(決済金額の1%が自動で寄付される)で集まった観光支援予算を活用して、新しい観光商品の開発や観光地の整備、観光プロモーションの実行など、様々な観光支援策を起案したり、投票することができる。
ルーラコインは、全国の観光地で使える日本初の観光に特化した地域デジタル通貨。全国の観光地で横断的に使えるデジタル通貨(1ルーラコイン=1円)とプレミアムポイント(キャンペーン毎に付与されるプレミアムポイント)の2つで構成されている。従来型の地域デジタル通貨が抱えている「限られた地域でしか使えない」「観光客があまり利用しない」という弱点を補う全国規模のネットワークを持つ日本初のデジタル通貨となっている。現在、12地域、91店舗で利用することが可能となっており、2022年中には50地域、500店舗に拡大予定だとしている。
【参照記事】観光特化型デジタル通貨「ルーラコイン」を提供する株式会社ルーラと、暗号資産交換業者Bitgate株式会社は世界初の観光促進に繋がる暗号資産「ルーラトークン」のIEO実現に向けたプロジェクトを開始
HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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