昨日のビットコイン相場は56,000ドルから57,000ドル台半ばでのレンジ内での動きに終始。再度日中に56,000ドルを下攻めする動きも見られ、ここ数日で何度もトライしているサポートラインなことから、そろそろ割れるかという印象もあったが、NY時間に米国株が上昇する中でビットコインも連れ高になったような動きとなり、57,000ドルを回復。
足元は少しずつ株との相関性が高くなってきているものの、日足チャートで見ると反発が重くなると下落方向に向かいやすいような動きとなっているため注意。
正直ここまで下を攻めきれないと上しかないという気持ちになりやすいが正直わからないため、58,000ドルを超えてきたらロングで攻めつつ、56,000ドルを割れる動きとなったらどこでロングポジションをとるか改めて検討するスタンスで考えている。
56,000ドルよりも下では空白地帯になっているため、一時的な急落が起きる可能性があると考えており、ある意味いい押し目を作ってくれることから、焦ってロングポジションを作らずに53,000ドル付近からロングを検討したいところ。
昨日は米国のeToroがカルダノとトロンを取引制限したことにより、下落しており、カルダノの動きがかなり重くなってきている。またMANAやSANDが急騰しており、引き続きメタバース関連の通貨の上昇が目立っている。
ニュースとしてはインドで民間の仮想通貨が禁止となっており、マーケットは一時反応した格好となった。
米国市場は寄り付きは前日比マイナスでスタートしたが、後場にかけて回復する展開。米国債金利も10年が低下する中ハイテク関連銘柄が上昇しており今週売られていた銘柄に買いが入っている様子。昨日はアメリカの失業保険申請件数が52年ぶり低水準となる中、個人消費支出も予想以上の伸びを見せていることで、堅調な動きとなった。
FOMC議事要旨ではメンバーが迅速な利上げを実施することに当局者が前向きな姿勢を見せていたことがわかったことで短期ゾーンを中心に金利が上昇している。
ドル円は114円台後半のレジスタンスラインを突破したことで115円台半ばまで上昇。
引き続き米ドルの強い地合いが続いており、足元はショートでのエントリーは避けておきたいと考えている。114円台半ばまで押し目を作ったら115円に戻ると想定してロングを作りたいと思っているが慌ててエントリーする必要はないか。
またニュージーランド中銀が25bpの利上げを行っているものの、マーケットは50bpの利上げを想定していたため、下落する動きとなっている。
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中島 翔
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