昨日のビットコイン相場は一時下値模索するも上昇。一時サポートラインとしては意識されていた40,000ドルを割れると38,000ドル台半ばまで下落。しかしマーケット全体がショート目線で傾いた後にNY時間短期的なショートカバー誘発を狙ったかの上昇を見せ急騰。41,000ドル台まで反発する展開となった。
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39,800ドル付近から38,800ドル付近まで急落をしたタイミングでロングポジションが一気に精算されており、ここで短期的な売り圧力が後退。その後ショートで攻めた投資家もカバーをされている様子だが、ロングが精算された取引量と比較するとロングはある程度新規のポジションで作りに行った投資家も多いような印象も下記のグラフから感じるところ。
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またドルインデックスとBTCUSDのチャートを比べてみると、1ヶ月程度はドルインデックスが上昇する中でBTCUSDが上昇していたが、ここ数日はドルインデックスが上昇する中でBTCUSDが底固めから反発していることをみるとビットコインが強い印象となっている。
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取引所残高も減少傾向が継続しており、米国の納税に伴う換金売りも一旦落ち着いたため、一旦短期的にも中期的にもロングと判断して40,500ドルでロングエントリー。
またそのほかの通貨では元素騎士のMVトークンが急騰。時価総額ではまだ低い水準なのでここはホールドでも問題ないか。そしてSTEPNのGMTも30%超の上昇を見せているが、個人的には時価総額が60位以内となっており高すぎる印象なのでここからの上値模索はあまり考えきれない状況。ポジションはビットコインロングの他SOLロングも保有している。
米国市場は株式市場が小幅下落。NASDAQも下落したが半導体指数は上昇する動きとなった。アメリカでは決算発表を控え方向感のでない展開となっており、注目されたのはバンク・オブ・アメリカの決算が良好だったことか。マーケットのボラティリティが出ていることからトレーディング収益が増益となっており、これからの金融銘柄の決算は良好な内容が期待される。
ドル円は日中黒田総裁のコメントで126円台前半まで下押しする局面もあったが、結局127円ちょうどまで上昇する動きとなっており、円安トレンドは全く展開する可能性が見えてこない状況。政府関係者からも円安懸念の声が聞こえてくることも増えてきたが、マクロ要因を考えると政府が為替介入したとしてもトレンドを覆すには至らないか。また黒田総裁自身もまだ円安は日本にとってはプラス要因と捉えていることも理解できたため、この点においてはドル円は売りからは入れないと考えている。
ポジションは引き続きドル円をロング、日経平均とNASDAQショートは継続している。
個人的に気になったのはアメリカの住宅建設業者指数が7ヶ月ぶりの低い水準となっており、また30年固定金利が2011年以来の5%を超えてきていること。そして建材がインフレ下の中高騰しているため住宅価格は上昇するという売れる要素が全くなくなりそうな数値が米国の住宅市場で見えているため、この辺りから崩れる懸念はあると考えている。
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中島 翔
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