ビットバンク株式会社は3月4日、国内の暗号資産取引所として初めて(同社調べ)、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際標準規格である「ISO/IEC 27001:2013/JIS Q 27001:2014」認証を取得したことを発表している。
ISMSは情報セキュリティマネジメントシステム(Information Security Management System)の略であり、組織の情報を安全に管理することを目的として、「機密性」「完全性」「可用性」といった情報セキュリティの3要素を保護するための体系的な仕組み。ISMSには技術的な対策以外にも従業員の教育・訓練、組織体制の整備が含まれている。
認証には企業のISMSが正しく運用されているかどうかを第三者機関が公平的な立場から審査し認証することとなっており、ビットバンクでは、経営管理部門、リスク管理部門、プロダクト部門、システム部門において、ISMS認証を取得している。
ビットバンクセキュリティチームは、今回のISMS認証取得の経緯について次のように述べている。
「暗号資産交換業者は規制されたビジネス且つまだ比較的新しい産業であるため、1からISMSを構築しPDCAを回していくところがハードルの1つだと考えていました。国内の暗号資産取引所事業を牽引する立場として、その能力があることを第三者に評価認証してもらうにはISMS認証の取得が最適と考えたため、ISMS認証を取得するに至りました」
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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