このほど公開された特許出願によると、バンク・オブ・アメリカは既存のデータ共有システムをブロックチェーンに置き換えることを検討している可能性がある。4月12日、CoinDeskが報じた。
米国特許商標庁(USPTO)が発行した申請書には、個人データとビジネスデータを安全に記録および認証し、認証された当事者のみがアクセスできるようにする認可ブロックチェーンの概要が記載されている。同システムではデータにアクセスする全員の履歴を保持する。
この文書では、既存のデータ格納プラットフォームを単一の安全なネットワークに結合する方法としてブロックチェーンの使用を提案しており、ユーザーのデータの格納場所の数を減らして効率を向上させるとしている。
2016年に最初に提出された同文書によれば、サービスプロバイダと個人はインターネットを利用し、専用のウェブポータルやEメールの添付ファイルを中心に個人やビジネスの記録を共有する機会が増えている。しかし、こうした共有方式に、データ破損のリスクや各社ごとにプロセスを繰り返す必要があるなど、さまざまな欠点がある。
ブロックチェーンを使用することで、個人が1つのデジタル台帳にすべての記録を格納し、企業やサービス提供者は必要に応じてこれらの記録にアクセスすることが可能となる。これはパーミッションドチェーンと呼ばれるものだ。
ブロックチェーンを用いたサービスは今後、金融領域に限らず各方面で急速に広がっていくことが予想される。
【参照記事】Bank of America Envisions Blockchain As Internal Ledger
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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